何百年にもわたって城壁に守られてきたエリア。大聖堂の納骨堂やビール醸造所になった城など、町の大切な宝物がこのエリアにあります。
ファロ旧市街には、教会の廃墟、石畳の通り、歴史的建造物などの見どころがあります。レストランやバーの明かりはやわらかで、通りにも席が出ています。昔ながらのいい雰囲気が漂います。教会、博物館、城壁の昔の姿がよく保存されています。史跡を巡り歩くと、中世のファロの全貌が見えてきます。
歴史地区の周囲は、9 世紀に作られたファロの城壁に取り囲まれています。最初はローマ人によって作られ、後にムーア人によって改修された城壁を写真に収めましょう。旧市街へとつながる道には、ムーア人が贅沢な装飾を施した門があります。
城壁の中へと入ったら、ゴシック、ルネサンス、バロックの建築様式が混在するファロ大聖堂へと向かいましょう。大聖堂の中では金箔をはった彫刻、ステンドグラスの窓、中国の装飾が施された赤い木のオルガンが見どころです。
大聖堂のらせん階段で屋上展望台に上れば、海と干潟をバックに、16 世紀に建てられたエピスコパル宮殿 (司教の宮殿) が見えます。この宮殿は海事大学、海事学部として使われました。大聖堂と宮殿の間にあるラルゴ ダ セー広場で、オレンジの木陰のベンチに座って休憩しましょう。
旧市街にある博物館では、この地方の歴史や科学を学べます。アルガルヴェ リビング サイエンス センターと考古学博物館はぜひ訪れたい場所です。旧ビール工場は、要塞城を 1900 年代にビール工場へと転換した建物です。
旧市街の西側から城壁の門をくぐって外に出ると、景色が一変します。目の前には、ファロの町を包むように湿地帯が広がっています。
ファロ駅から南に約 10 分歩けば、ファロの町と大西洋の間にはさまれた旧市街です。また、フェリーのターミナルは城壁のすぐ外です。ファロ空港から旧市街へは車で南東に 15 分です。