中世の建物、伝統的な居酒屋、ワイン バー、入り組んだ路地。モンテプルチャーノは、トスカーナらしい魅力をすべて備えた丘陵の街です。モンタテプルチャーノの街並みのあちこちに、14 ~ 16 世紀にこの地に住んでいた貴族の影響が見られます。この街並みも、ヴァル ディ キアーナとヴァル ドルチャという 2 つの渓谷に囲まれ、のどかな風景の一部になっています。辺りには、オリーブの森やパッチワークのような牧草地、広大なブドウ畑が広がります。
モンテプルチャーノの雰囲気を形作っているのは、狭くて険しい路地が入り組んでいる古い城壁内のエリア。プラート門をくぐり抜け、目抜き通りのイル コルソ沿いを歩いてみましょう。バーやブティック、カフェ、衣料品店と並んで、ゴシック様式やルネサンス様式の邸宅が見られます。時折立ち止まって、アヴィニョネージ邸やサンタゴスティーノ教会、プルチネッラの塔など、数百年前のすばらしい建築物をじっくり眺めましょう。
イル コルソの散策を楽しんだ後は、街で最も高い標高にある壮麗なグランデ広場へ。広場に面した 16 世紀のモンテプルチャーノ大聖堂は、未完成のファサードが印象的。内部には、シエナの職人たちによる作品が収められています。市庁舎であるパラッツォ コムナーレの塔からは、一面に広がる緑豊かな田園風景が楽しめるでしょう。晴れた日には、近隣のモンタルチャーノ新しいウィンドウで開くやピエンツァ新しいウィンドウで開くの街が見えることも。
要塞から下を見下ろすと、美しいルネサンス様式のサン ビアージョ教会を眺めることができます。市立博物館で芸術作品やエトルリア時代の発掘品などを見るのもよいでしょう。
目いっぱい観光を楽しんだら、オステリア (居酒屋) や伝統的なトラットリア (食堂) で一休み。モンテプルチャーノは、ノービレ ディ モンテプルチャーノやロッソ ディ モンテプルチャーノといった赤ワインの生産でも有名。イル コルソ沿いのエノテーケ (ワイン バー) や試飲ができるワイン倉庫で、その味わいが楽しめます。街から西に車で 20 分の場所にあるブドウ畑、ファットリア レ カペッツィーネでは、モンテプルチャーノのワイン造りについて詳しく知ることができます。
モンテプルチャーノは、シエナ新しいウィンドウで開く県の南東部にある街。年間を通して、フィレンツェ新しいウィンドウで開くやシエナの街から日帰りの観光バスが出ています。レンタカーがあれば、モンティッキエッロ新しいウィンドウで開くやサン クイーリコ ドルチャ新しいウィンドウで開くなど、トスカーナの丘陵地帯にある他の街に行くのも便利です。