韓国 ホテル

日本と時差がなく、日本の空港から約 2 ～ 3 時間でアクセスでき、ビザも不要な韓国は、リピーターも多い人気の国の 1 つです。比較的治安もよく、長期休暇をトラなくても、週末プラス 1 日の 2 泊 3 日で十分楽しむことができるため、子連れや旅の初心者にも人気です。

国内旅行のように気軽に訪れることができる韓国ですが、公用語は韓国語、文字はハングルが使われているため、観光地を除き日本語は通じません。「カムサハムニダ (ありがとう)」、「アンニョン (こんにちは)」、「ミアネヨ (ごめんなさい)」、「チャルモッケスムニダ (いただきます)」など簡単な旅のフレーズを覚えていれば、現地の人との交流がスムーズです。

日本同様チップは基本的に不要なので、レストランなどで面倒な計算をしなくても大丈夫です。また韓国では、日本の消費税にあたる付加価値税が課税されますが、「TAX FREE」マークを掲げた免税店で外国人旅行者が一定額以上の買い物をした場合、手続きをすれば税の払い戻しを受けることができます。

中国文化の影響を受け、礼節を重んじる儒教の影響が根強く残っている韓国では、バスで必ずお年寄りに席を譲るなど、年長者や目上の人に対する礼儀は特に重視されます。食事の際にも、年長者が箸をつけるのを待つ、器を持ち上げて食べない、グラスにお酒が残っている間は注ぎ足さない、などのルールがあります。現地の人と一緒に食事する機会がある場合は気をつけましょう。

日本ではサムギョプサルなど焼き肉のイメージが強い韓国料理ですが、実際には大量の野菜を添えたり、山菜や朝鮮人参、棗 (なつめ) などの体によい食材をふんだんに使ったりと、滋養強壮に良いヘルシーな食材が特徴です。また、女性の健康をサポートする薬膳スープの伝統もあります。韓国版健康ランドの「チムジルバン」でアカスリや韓国エステを堪能し、内外から美に磨きをかける旅も人気です。

最近注目が集まっているのが韓国ファッションです。家族旅行で訪れるなら、シンプルでかわいい子供服をぜひチェックしましょう。センスのいいアイテムを格安で入手できます。もちろん、韓国コスメの人気は言うまでもありません。お土産にもぴったりです。

短期の旅行では味わい尽くせないほど、見どころの多い韓国。お買い物やグルメなどは首都ソウルだけでも満喫できますが、李王朝の遺跡をはじめ、数多い世界遺産や史跡をめぐったり、ビーチリゾートやアウトドアのレジャーを楽しんだりしたいなら、ソウルを離れて周辺の都市まで足を延ばしましょう。ここでは、韓国でぜひ体験したいさまざまなテーマをご紹介します。

体に優しくおいしい韓国グルメは、韓国旅行の大きな魅力の 1 つです。人気ナンバーワンは、骨付き肉を炭火で焼いたカルビです。これに並んで人気なのが、豚バラの三枚肉を焼くサムギョプサル。豪快にいただきましょう。ただし、焼き肉は基本的に 2 人前からのオーダーなので、1 人旅の場合はご注意ください。

美容に効果があるとされる栄養価の高いメニューが、鶏肉の中に漢方食材を入れて煮込んだサムゲタンや、唐辛子に含まれるカプサイシンが代謝を高めてくれる豆腐鍋スンドゥブです。また、李朝時代の宮廷料理に端を発する韓定食は、数多くのおかずが提供される美しいコース料理です。本格的な韓定食も、ランチなら気軽にいただくことができます。

ショッピングが目当てなら、なんと言ってもソウルです。ソウル最大の繁華街、明洞に行けば、なんでも手に入ると言っても過言ではありません。韓国のお土産にコスメをまとめ買いするなら、明洞のコスメストリートを目指しましょう。近くにある南大門は、600 年の歴史を持つソウルで最も古い市場です。ローカルマーケットのパワーを感じることができます。おしゃれな街並みを歩きながらショッピングを楽しむなら、トレンドの発信地「カロスキル」へ。ノスタルジックな韓式の家屋を生かしたショップやカフェが並ぶ三清洞 (サムチョンドン) も、女性に人気のスポットです。

極上の施術を体験できる本格的スパ、サウナやアカスリが楽しめる韓国ならではの健康施設チムジルバン、石窯ドームで汗を流す汗蒸幕 (はんじゅんまく) 、伝統の韓方を使った韓医院エステなど、「美」を追求できるメニューが目白押しの韓国。デトックスして体の中から美しくなりませんか ?

紀元前には高句麗、百済、新羅の古代国家が栄えていた朝鮮半島には、歴代王朝の歴史を刻む史跡が多く残されており、ソウル市内にある昌徳宮と宗廟をはじめ、ソウルから日帰りで訪問できる李氏朝鮮時代の城塞遺跡「水原華城 (スウォンファソン)」など、いくつもの世界遺産があります。新羅王朝の首都が置かれた慶州では仏教文化が花開き、日本にも影響を与えています。古墳や遺跡が数多く残された慶州のなかでも、仏国寺は壮大な建築で知られ、世界遺産に指定される名所です。

自然の中で遊び尽くすなら、温暖な気候と美しい風景から別名「韓国のハワイ」として知られるリゾートアイランド、「済州島 (チェジュド)」を目指しましょう。海底から噴出する溶岩によって形成された東シナ海に浮かぶ済州島は、大自然のパワーがあふれるダイナミックな地形が見どころです。トレッキングや洞窟探検、ビーチでのバカンスなど、アクティブな休日を過ごすのにぴったりの目的地です。

家族旅行なら、アミューズメント パークで盛り上がるのはいかがですか ? ソウル市内の蚕室 (チャムシル) にあるロッテワールドは、50 以上のアトラクションが楽しめる韓国屈指のテーマパーク。絶叫系のアトラクションから、美しいメリーゴーランドまで、さまざまな年代が楽しめるスポットです。ソウル郊外にあるエバーランドは、美しい庭園や遊園地、動物園などが充実した、ファミリーが終日遊べるテーマパークです。

アートやカルチャーに興味があるなら、ぜひソウルのミュージアムへ。「サムスン美術館リウム」は、韓国の伝統的なアートと国内外のコンテンポラリー アートの双方を所蔵する、アート好きなら必ず足を運びたいミュージアムです。韓国初の私立美術館である「澗松 (がんそん) 美術館」は、年に 2 回、5 月と 10 月の 2 週間だけオープンするという珍しいミュージアムで、韓国屈指の国宝コレクションで知られます。

日本の主要な都市から韓国へは、大韓航空、アシアナ航空、日本航空、全日空のほか、チェジュ航空、ジップエア、ピーチ・アビエーションといった LCC など数多くの航空会社が運行しています (現在、新型コロナウイルス感染症の影響により、運行状況が変更されている場合があります。各航空会社にお問い合わせください)。

韓国の気候は日本とほぼ同じで四季があります。このため、日本国内の旅行と同様、梅雨や台風の時期を避けて旅の計画を立てるとよいでしょう。1 年を通じ、ソウルの平均気温は東京とほぼ同じですが、冬は東京よりもかなり冷え込みます。最低気温が氷点下になることもあるので、冬に訪れるならしっかりとした防寒対策が必要です。ソウルよりも冬の気候が穏やかな釜山では、雪が降ることはほぼありません。

そんな韓国を訪れるベストシーズンは、日本と同じく春と秋です。春は朝晩やや冷え込むものの、日中は爽やかで過ごしやすく、4 月になると桜などの花に街が美しく彩られます。夏は高温多湿ですが、9 月に入ると湿度も下がり、爽やかな晴天が続く観光にはうってつけの季節です。

韓国の観光や経済の中心地である首都ソウルは、最新のトレンドが生まれる都市であると同時に、500 年続いた朝鮮王朝が置かれた都でもあります。ショッピングからグルメ、そしてナイトライフから世界遺産まで、韓国の魅力がいっぱいに詰まったエキサイティングな街です。

韓国第 2 の都市が、活気あふれる港町の「釜山 (プサン)」です。美しい白砂の海雲台 (ヘウンデ) ビーチや東萊 (トンネ) 温泉、山の斜面にカラフルな家屋が並びフォトジェニックな甘川文化村 (カムチョンムナマウル) などが、人気のスポットです。歴史的な建造物や古墳が多く、「屋根のない博物館」として知られる慶州へは、釜山からアクセスするのがおすすめです。

自然の中でアクティビティを楽しむなら、ぜひ済州島へどうぞ。韓国唯一の世界自然遺産である「城山日出峰」、「漢拏山」、「万丈窟」をはじめ、圧巻の大自然を満喫できます。火山により形成されたエメラルドグリーンの海水プールが神秘的な「ファンウジ海岸」は、ダイビングやシュノーケリングのメッカです。

韓国国内の主な都市間は鉄道網で結ばれており、KTX (韓国高速鉄道) のほか、ITX- セマウル号やムグンファ号などが走っています。リーズナブルに移動するなら長距離バスもおすすめです。また、釜山や済州島、大邱 (テグ) などには国内線のフライトも運行しています。

ソウル市内を効率よく移動するには地下鉄が便利です。地下鉄が走っていないエリアを訪れるには、バスかタクシーを利用します。ソウル市内を走るバスは種類別に車体が色分けされているので、行き先の番号を確認して乗車しましょう。ソウル内で訪れたい場所が多いなら、ぜひ「T-money」と呼ばれるプリペイド式の交通カードを入手しましょう。必要な金額だけチャージして利用できます。

韓国では、5 つ星ホテルから格安ホテルまで、予算や好みに合わせてさまざまなホテルが利用できます。韓国のバジェットホテルを探しているなら、こちらのページをご確認ください。エリアや施設タイプなどの条件に合わせて絞り込むことができます。また、ソウルの格安ホテルはこちらになります

家族で韓国を旅するなら、自然が豊かな済州島がおすすめです。済州島には、子連れの旅行に最適な、設備の整ったリゾートホテルが数多くあります。とくにファミリーでの滞在に適したホテルは、 「世界の神話」をテーマにしたまるでテーマパークのようなランディング チェジュ シンワ ワールドやロッテホテル済州など。また済州島では、コンドミニアムなどをまるごと借りるバケーションレンタルを利用して、家族で気兼ねなく滞在することもできます。

家族でソウルに滞在するなら、繁華街である明洞エリアやファッショナブルなショッピングタウンである東大門エリアなどがおすすめです。

アジア屈指の大都会ソウルで、ゆったりとぜいたくなホテルライフを味わう旅はいかがですか ? フォーシーズンズ、ソウル新羅ホテル、グランド インターコンチネンタル ソウル パルナス、コンラッド・ソウルなど、滞在することそのものが旅の目的となるラグジュアリーなホテルで優雅な時間をお過ごしください。

ソウルで滞在するエリアが決まっていないなら、観光スポットが集まり、ショッピングに出かけるにも人気のレストランめぐりをするにも便利な繁華街「明洞」がおすすめです。アーティスティックな街のたたずまいを感じたいなら、学生街の弘大 (ホンデ) へ。ナイトマーケットやギャラリー、おしゃれなカフェなどが並びます。また、大使館などが立ち並ぶ梨泰院 (イテウォン) エリアは、韓国ドラマのロケ地となったことから人気が高まっています。