オックスフォード大学自然史博物館には、化石や骨格を始め、大学が収集したさまざまな標本が展示されています。豊かな自然の歴史に触れられる博物館は、1800 年代に建てられた新ゴシック様式の建物も見事です。
この博物館は、ダーウィンの革新的な「種の起源」の発表から数か月後の 1860 年に科学者たちが進化に関する白熱した議論を戦わせたことで有名。また、大学の複数の学部が使用する講堂もあります。
博物館の内部には鉄の柱が立ち、天井はガラスでできています。そのため、陽の光が広い中庭に降り注ぎ、明るい雰囲気。内部の両サイドは回廊になっており、石柱が並んでいます。入口近くにあるのは冒険家たちの像。ここの展示物を自然界から集めてきた功労者です。
恐竜関連の展示は大人気。建物前の芝生にある巨大な足跡から、恐竜の大きさを想像してみてください。館内では、大迫力のティラノサウルス レックスの骨格標本がお出迎え。充実した展示は、45 億年前の隕石からダーウィンの進化論まで、ありとあらゆる教育的トピックを網羅しています。
「ナイト アット ザ ミュージアム」というコメディータッチのオーディオガイドを聞いてみましょう。有名なドードーを始めとする、絶滅してしまった魅力的な生き物に焦点を当てています。ルイス キャロルは、この博物館の奇妙な標本からインスピレーションを得て『不思議の国のアリス』を生んだと言われています。
上の階には軽食やコーヒーを出すカフェがあります。恐竜の標本を上から見ることができるのでおすすめです。館内にはギフト ショップもあります。子供のおもちゃや文房具から、岩石や化石の標本まで、さまざまなものが販売されています。
オックスフォード大学自然史博物館は入館無料。年中無休で、朝から夕方まで開いています。
大学のキャンパス内にあり、街の中心部から北へ徒歩約 10 分。オックスフォード駅は博物館から南西 2.4 km の距離です。近くの見どころには、1.5、ラドクリフ科学図書館、セント ジャイルズ教会などがあります。