カールスプラッツは、ミュンヘン市内の古い門の前の広場。この公式名称は、18 世紀の選帝侯カール テオドールにちなんで名付けられたもの。しかし、地元の人たちは、かつてこの地にあったパブの名前であるシュタフスという通称で呼んでいます。広大な広場の周辺には、現代的なデパートやショッピング モールに混じって中世の建築物もちらほら。広場の中央には 1970 年代に作られた噴水があり、地元の人たちにも観光客にも人気の待ち合わせ場所となっています。
広場をぶらぶらしながら、しばらく周囲の建造物を眺めてみましょう。ネオバロック様式の正義の宮殿や、第二次世界大戦直後に建てられた最初のデパート、カウフホーフなど。広場の正面に堂々と立つのが、中世のカールス門。歴史上の記録に初めて現れるのが、1301 年のこと。脇には 18 世紀に建てられた建造物が並びます。門は、3 つのアーチから成る左右対称のデザイン。ミュンヘンの西の境を示す門はかつて 5 つありましたが、現在まで残っているのは 3 つのみです。
広場中央の噴水は、みんなの憩いの場所。夏季にはミスト状に放水して涼を送ります。子供たちが水遊びする姿を、ベンチからのんびり眺めましょう。冬になると、噴水はスケート リンクに変わります。スケート靴をレンタルして、思う存分楽しむことができます。
カールスプラッツの地下には、大きなショッピング モールがあります。さらに買い物を楽しみたい場合は、カールス門を抜けて、歩行者専用のショッピング通りへ。カールスプラッツとマリエン広場の間に延びる通りです。この通りで買い物をしながら、歴史ある教会や重要な建造物を見ることもできます。
カールスプラッツは、ミュンヘン中心部の西端に位置します。中央駅から歩いて 5 分。カールスプラッツ行きのトラム、バス、列車もあります。広場はいつでも入ることができます。もちろん無料です。