この有名な修道院にまつわる政治史に心動かされ、修道女の歌声に心癒やされます。
セブ市の象徴ともいえる宗教施設のひとつ、カルメル会修道院とチャペルを訪れましょう。ここは 20 世紀後半にアキノ大統領を庇護し、フィリピンの歴史において重要な役割を果たしました。
真っ白なアーチ型のファサードに緑の縁取りと青のばら窓が映えます。屋根の中央に十字架が立ち、さまざまな彫刻がアーチを飾っています。落ち着いた雰囲気の院内でミサに参列してろうそくに火を灯しましょう。奥ゆかしく静かなこの修道院は木々に囲まれ、街の中心の喧騒を忘れさせてくれます。
礼拝堂に入ると、広々とした身廊や壁を飾るステンドグラスの窓に見とれてしまいます。運が良ければ、修道女の美しい歌声が聴けることも。緑が美しく中央に彫像の立っている閑静な中庭は、心を鎮めてくれる雰囲気です。
7 月中旬はカルメル山の聖母の日のお祭りがあります。修道院の外には屋台が並び、軽食や飲み物を買えます。
1949 年に設立されたこの教会は激動の歴史を歩んできました。エドゥサ ピープル パワー革命において、革命後に大統領に就任したコラソン アキノがこの修道院に庇護を求めたエピソードについて聞きましょう。
修道院が経営するお店では宗教にまつわるグッズを販売しています。小像、軟膏、お菓子などが並んでいます。
ミサは毎日夜明けに行われ、日曜日には礼拝もあります。ここで行われる結婚式もぜひ見てみたいものです。伝統的なクリスマス ミサでは、地元住民が家族そろって大勢集まります。多くの信徒が、修道女のために新鮮な卵を寄付します。
カルメル会修道院はセブ州の州都セブ市の東側、マボロ地区にあり、西にはアヤラ センターがあります。ジープニーを利用するか、修道院周辺にはバスの停留所もたくさんあります。車なら近隣の指定駐車スペースを利用できます。