ランタンボール国立公園のうっそうとしたジャングルは、ベンガルトラを見ることのできる世界有数のスポット。史跡を訪ねたり、ブラックバック、色鮮やかな鳥、ネコ科の大型動物、野生の犬を見たりすることもできます。ランタンボール国立公園は約 400 平方キロメートルの敷地に深い谷、草原、穏やかな湖、ゴツゴツした崖など多彩な風景が広がります。ここは、かつてはジョードプルのマハラージャの猟場でした。1957 年に野生生物保護区に指定され、1981 年に国立公園となりました。
公園に行くには、屋根のないジープ サファリか 20 人乗りのキャンター (バス) を利用します。車は、驚くほど美しい自然がどこまでも続く中を疾走します。公園最大の目玉は、大きなベンガルトラに近づけること。車がすぐ近くまで寄ってくれるので、一生に一度のシャッター チャンスを逃さないようにしましょう。20 頭以上いるトラのうち、何頭かを目撃できることができることが多いのですが、保証はありません。
公園では、トラ以外にもたくさんの野生生物を見ることができます。鵜、ワシ、カワセミ、オウムなど、250 種を超える鳥が生息しています。ジャングルキャット、インドオオコウモリ、イノシシを探してみましょう。俊足のヒョウやインドで最も大きいシカ、サンバーにも出会えるかもしれません。運が良ければ、ハスで覆われた静かな湖に生息しているクロコダイルを見ることができるかも。
8 世紀に築かれたランタンボール城まで歩いてみましょう。ここから、広大な公園を一望できます。廃墟となった宮殿、階段井戸、建物の上に乗っているチャトリと呼ばれるドーム状の小塔など、魅力的な建築物が残っています。神聖なガネーシャ寺院は、8 月になると、ガネーシャ神の誕生日を祝いに大勢の巡礼者たちが集まります。
公園は、サワイ マドプールの街から車で約 30 分。路線バスとタクシーを利用できます。サワイ マドプールは、アーグラOpens in a new window、ジャイプルOpens in a new window、ジョードプル、ニューデリーOpens in a new windowと鉄道で結ばれています。
ランタンボール国立公園は 10 月から 6 月まで開園。午前発と午後発のツアーを催行しています。少人数のジープ サファリに参加したければ事前予約を。公園内で、徒歩で見学できるのはランタンボール城だけです。詳しくは、公園の公式ウェブサイトをご覧ください。