メヘランガール城塞は、小高い岩山に築かれた壮大な砦。ジョードプル最大の見どころであるこの史跡には、言葉を失うほど美しい建築や、素晴らしい芸術、見事な装飾品があります。マハラージャたちの足跡を振り返り、ラトールの王族にまつわる魅惑的な物語を見ていきましょう。メヘランガール城塞は、ラーオ ジョーダー王がマンドールからジョードプルに都を移すにあたって、1459 年に建設されました。
城塞への入り口は壮観な造り。人目を引く 7 つの門には戦争と砲弾の跡が今も残っています。頑丈な城壁は高さが 36 m あります。マハラージャの葬儀で夫の亡骸とともに火葬に身を投じた寡婦たちの手形が残っています。門の先には、美しい宮殿と中庭が続きます。5 世紀にわたって増改築が行われ、複雑な格子細工と装飾が目を引きます。
現在、城塞の建物は、歴史博物館のギャラリーとして使われています。パランキーンと呼ばれる 1 人乗りの籠や、ハウダーと呼ばれるゾウの背中に取り付ける籠が展示され、短剣、銃、やり、剣など、武器コレクションもあります。マハラージャが使っていた部屋や、客殿、精巧に設計された女性用居住区なども見学できます。儀式用の玉座、王族の肖像画、王子のゆりかごなどもあります。
たくさんの大砲が置かれている城壁に沿って歩きながら、ジョードプルの青い美しい街並みを一望できます。ヒンドゥーの女神ドゥルガーがまつられているチャームンダー マタ寺院は古風な趣。手相占い師がいるので、興味がある人は占ってもらっては。
城塞は、ジョードプルの街の中心を見渡す丘の上に建っています。ガンタ ガルから歩いて 20 分。この街の有名な青い家々が立ち並ぶ、曲がりくねった小道を歩く楽しい道のりです。運賃の安いオートリクシャーやタクシーを利用することもできます。城塞の正面入口のすぐ外に無料駐車場があります。
メヘランガール城塞は年中無休で、入場は有料です。オーディオ ガイドの貸し出しがあるので、城塞と博物館の展示品についての詳しい説明を聴くことができます。個人でガイドを依頼することもできます。詳細は、城塞の公式ウェブサイトをご覧ください。ラージャスターン国際フォーク フェスティバルやワールド セイクリッド スピリット フェスティバルなど、城塞で行われるイベントの予定も確認できます。