ノーベル平和センターは、ハイテク技術を取り入れた、ノーベル平和賞受賞者の人生、業績、哲学を紹介する博物館です。青白い光を放つ LED ディスプレイが並ぶ展示スペースを歩き、タッチパネル式スクリーンでネルソン・マンデラやマザー・テレサなど平和賞受賞者の思想を学んでください。
まずは、「ノーベルの部屋」に向かいましょう。ここには、ダイナマイトの発明で築いた巨万の富とノーベル賞設立の遺志を託した、アルフレッド・ノーベルの人生に関する資料が展示されています。展示室中央に設置された台の上には、ノーベルに関する双方向型の巨大な電子書籍が配され、生き生きとした文章と動画でノーベルの人生が紹介されています。この本は指の動きに反応するので、ページを自由にめくって読みたい個所を表示させることができます。
次は壁を使った新聞記事の展示に進みましょう。壁には巨大な双方向型のスクリーンが設置されていて、ノーベル平和賞、平和賞受賞者、そしてアルフレッド・ノーベルに関する何百もの記事が映し出されます。金属製のポインターをスライドさせて、お好きな記事をお読みください。また、ここではマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの有名な演説「私には夢がある」の一部を聞くこともできます。 「ノーベルの庭」も必ず足を運びましょう。光ファイバー照明の庭に 100 体もの液晶ディスプレイがずらりと並び、それぞれのディスプレイには平和賞受賞者の顔と情報が映し出されます。
この博物館には子ども向けのアクティビティやゲームも多数用意されており、中でもおすすめなのは「オプトラグ: フレッド !」(ミッション: ピース !) です。ゲームやパズルをクリアして「世界で最も重要なピース エージェント」を探しだす、ワクワクするアクティビティです。
有意義な時間を過ごすには、ガイドツアー (英語) に参加するのもおすすめです。1 日に 2 度催行され、料金はセンターの入館チケットの代金に含まれています。
ノーベル平和センターは、オスロの中心地に建つ古いビクトリア調の鉄道駅の中にあり、トラム、バス、ボート、地下鉄のいずれかで簡単に行くことができます。ノーベル平和センターは、5 月 17 日と 12 月の 5 日間がお休みです。正確な開館時間と開館日については公式ホームページでご確認ください。