ジロンダン記念碑は、フランス革命の発端となったにもかかわらず、処刑された不運な派閥を称えています。この象徴的な記念碑は、長く広々とした遊歩道に建てられており、石の塔の足元に造られた印象的な噴水と彫刻が絶好のシャッター スポットになっています。記念碑まで川岸を歩いて行くと、近隣にもいろいろな観光スポットがあります。
ジロンド派は、非常に活動的な政治派閥であり、立法議会の設立で中心的な役割を果たすなど、フランス革命の初期に重要な役割を果たしました。しかし、ジャコバン派が勢力を付けるにつれ、憲法は廃止され、革命は恐怖政治へ変貌していきました。その間、穏健派のジロンド派を含む何千人もの人々が処刑されたのです。
高さが 43 m にもおよぶ円柱を見上げれば、先端には自由の天使像がいて、壊れた鎖をにぎっています。円柱の足元には、ボルドー、ガロンヌ川、ドルドーニュ地域を表す女性像があります。
記念碑を囲む、緻密な青銅の噴水にも注目。噴水の 1 つは共和制の勝利と呼ばれ、平和のシンボルであるオリーブの枝を持つ女性が表現されています。家族や兄弟愛を称える像など、噴水のそれぞれの像の意味を考えてみましょう。
周辺のカンコンス広場で開催されるフェアやイベントに参加するのもおすすめ。広大な広場では、年間を通じてアート イベントや、サーカス、スポーツ大会などが頻繁に行われています。
記念碑はボルドーの中心に位置し、周辺にはその他にも興味深い観光スポットがたくさん。彫刻をじっくりと見た後は、公園でのんびりするのも良し、記念碑の北側にある CAPC 現代美術館でモダン アートを鑑賞するのも良いでしょう。記念碑の南側には、ボルドーの大劇場とノートルダム大聖堂が見えます。
ジロンダン記念碑はボルドーの中心地に位置するので、公共交通の利用が便利。アクセスするには、アンギャンまでバスで行くか、カンコンスまでトラムで移動しましょう。ボルドーのツーリスト オフィスから記念碑までは、徒歩 5 分もかかりません。