17 世紀の趣ある建造物、旧プア クララ修道院の中にあるザグレブ市立博物館。この地域に関する先史時代から今日までの長い歴史を学べます。この地の文化、経済、政治、芸術に関する展示を通して、ザグレブのコミュニティについて深く理解することができます。
まずは博物館の外観を写真に収めましょう。赤いタイルの屋根にシンプルな白い壁という可愛らしい建物です。近年発掘された財宝が多数展示されている鉄器時代ホールなどテーマ別のセクションを進んでいきます。圧巻なのは、部屋の床全体に描かれた 19 世紀のザグレブ下町の地図。縮尺に合わせた建物の模型が建っています。
おしゃれなイリカ通りに拠点をかまえるクロアチア人アーティストのスタジオや 19 世紀の商店のレプリカを見て回れます。プロパガンダと宗教関係の展示がある部屋では、かつての政治運動を追体験します。
ローマ帝国時代の部屋では、この帝国の領土がどこまで拡大されていたのかを一望できます。博物館が入っている修道院の歴史について語っているセクションもあります。かつては貧しい女性のための修道院だったという過去があるのです。ザグレブ大聖堂の再建についても学べます。
この博物館は、1907 年の開館当時はわずかなコレクションしかありませんでしたが、現在では約 75,000 品目を所蔵しています。蓄音機や古い時計を見てみましょう。英語での説明書きがあるだけでなく、ガイドに質問することもできます。
月曜日は休館ですが、それ以外の日は毎日朝から夕方まで開館しています。日曜日は閉館時間が早まるのでご注意ください。入場料の割引もあります。
ザグレブ市立博物館は由緒あるアッパータウンの北の端に位置します。市の中心部なのでぜひとも覗いてみましょう。失恋博物館、ナイーヴ アート美術館、聖マルク教会などの主な名所から徒歩で数分の距離です。周辺にはバスの停留所が多数あり、タクシーもたくさん走っています。