広大なタスマン海を背にそびえるウィンド ワンドは、高さ 45 m の彫刻です。直径 20 cm の赤いファイバーグラス チューブで造られていますが、全方向に 20 m も曲がり、たわむことができます。先端には球形のオブジェがついており、1,296 個の発光ダイオードが使用され、夜には柔らかな赤い光を放ちます。海岸沿いの遊歩道は、ウォーキングにもサイクリングにも最適です。気まぐれに動く巨大な彫刻を見上げて写真に収めましょう。
国際的に有名なニュージーランドの芸術家レン ライが設計したこの彫刻は、彼の死後、町のミレニアム開発プログラムの一環として 1999 年に設置されました。当初は人々の嘲笑をかっていたウィンド ワンドですが、今では町の象徴的な存在として愛されています。ニュー プリマスに旅行に来たら必見のオブジェです。時間を確保して訪れてください。
彫刻のそばのベンチに腰掛けて、じっくりと眺めてみましょう。この芸術作品と、広大な空と海のドラマチックな演出は忘れがたい光景です。激しい風の日にも穏やかな天気の日にも、ウィンド ワンドはその自然環境と融合して躍動的な姿を見せてくれます。オブジェの物理的なデザインに注目してください。レン ライは生前、ワンドのデザインについて「これは軽やかでバランスが取れており、まるでボールの上にミツバチが止まっているかのようにしなる。ハチミツを運べば運ぶほど重みを増してたわんでいく」と述べていました。
彫刻が気に入ったら、近くにあるゴヴェット ブリュースター アートギャラリーもおすすめ。作者レン ライについてより深く知ることができます。ギャラリーまでは歩いて 5 分です。ウィンド ワンド以外の動く彫刻など、この芸術家の作品が多数、常設展として展示されています。
ウィンド ワンドを見渡すベスト スポットは、ニュー プリマスの海岸沿いの遊歩道です。12.7 km に渡って沿岸をぐるりとまわり、同市を縁取っているプロムナードです。ウォーキングやサイクリングをしながら、ニュージーランド西岸の壮大な光景と、素晴らしい眺望に調和したパブリック アートの数々を眺めて散策を楽しんでください。