タモン湾沿いの海岸の総称、タモンビーチ。リゾートホテルが軒を連ね、ショッピングセンターも一角にひしめく、グアム旅行の拠点になる地区です。そんなタモンビーチは、グアム旅行の楽しみがギュッとコンパクトに詰まっています。広い浜でのんびり日光浴をしながら過ごすのもよし。浜の至る所にあるビーチグッズのレンタル店でゴムボートやカヌーを借りてアクティビティを楽しむのもよし。日本人スタッフが常駐しているレンタルショップもあります。
海水浴に疲れたら、陸へ向かって。浜の奥の緑地の一部に、マタパン ビーチパークがあります。また、公園の近くには、グアム動物園があります。インターホンを押してから敷地へ入る家族経営の小さな動物園ですが、グアムに生息する動物を見てふれあうことができます。今日は珍しくなったヤシガニの他、エミューにラマ、イグアナなどの陸の生き物や鮫にカメ、ウツボなど海や水辺の生き物も飼育しています。
海岸沿いのメインロード、サンビトルス通りにはグアムの主な交通手段の赤いシャトルバスとタモントロリーが運行しています。タモン湾の両端のみならず、島の主なエリアをつないでいます。グアム旅行中は、これらの有効活用がカギとなります。
ところでこのタモンビーチ、丁寧に管理されてはいるのですが、楽しく安全に遊ぶためにいくつか覚えておきたいことがあります。まずは、看板のサインをチェックし、注意事項を守ること。次に、一見綺麗なビーチでも素足で踏むと怪我をしてしまうものが落ちている場合もあるので、少なくともビーチサンダルを履くこと。最後に、海藻が多かったり、ナマコが多かったりする海なのであまり気持ち悪がらないでください。ナマコは白い砂を保つ、ビーチの小さな清掃員なのです。
タモンビーチのみならず、グアムのビーチはライフガードが少なかったり、全くいなかったりすることもあります。その場合は、無理をしないで遊泳を控えたり、一人で行かずに数人のグループで遊びに行ったりすることをおすすめします。また、日中は賑やかでも街灯が無いので日が落ちると真っ暗。レンタカーは狙われやすいので特に注意が必要です。
いくつか気を付けなければならないことを除くと、グアムでの休暇の楽しみと衣食住がギュッと詰まったタモンビーチ。ただ拠点にするだけではなく、タモンビーチならではのアクティビティやショッピングを楽しんでみてはいかがでしょうか。