シュティフト教会は建築学的にも価値のある建物。シュトゥットガルトでも特に目を引く教会です。変化に富んだ美しい外観や、内部の芸術品や壮麗なオルガンを鑑賞しましょう。塔の上からは街の大パノラマも楽しめます。シュティフト教会は、11 ~ 12 世紀に建造されたロマネスク様式の教会の跡地に建てられています。第二次世界大戦の空襲でほとんど破壊されましたが、1950 年代に再建されました。
まずは、外から建物を観察してみましょう。さまざまな建築様式が見て取れ、古い様式と新しい様式が簡単に区別できます。1944 年の爆撃に持ちこたえたのは、北側の壁と 2 つの塔のみ。その塔の形も特徴的で、1 つは四角く高い尖塔、もう 1 つは八角形の形をしています。教会の壁を彩るゴシック様式の窓は大きさがさまざまです。
教会の中に入ってみましょう。ゴシック様式の教会は 3 廊式。古い彫刻とはまったく対照的な現代風なガラス製の円天井に目を奪われます。聖歌隊席には、16 世紀に作られたヴュルテンベルクの歴代伯爵の彫刻が施されています。ヴュルテンベルク王国の統治者たちの彫像が彫り込まれた墓も見学できます。5,000 本以上のパイプが使われているオルガンも必見です。
訪問時に展望台がオープンしていたら、迷わず西の塔の階段を登りましょう。シュトゥットガルトの歴史地区の街並みとすぐ足元のシラー広場を見渡せます。マルクト広場や新宮殿など、街の見どころも探してみて。
シュティフト教会はシュトゥットガルトの街の中心部にあり、徒歩または公共交通機関で簡単にアクセスできます。シャルロッテンプラッツとシュロスプラッツの地下鉄駅から歩いて 10 分以内。
シュティフト教会は毎日一般開放されています。入場は無料です。教会と芸術コレクションのガイド ツアーは無料ですが、寄付を募っています。塔は特定日のみ入場可能。詳しくは、教会の公式ウェブサイトでご確認ください。