イタリアの東海岸にあるフェラーラ県。城や宮殿がある美しい街を訪ねたら、デルタ地帯の塩沼にも行ってみましょう。
フェラーラ県には歴史ある都市がいくつもあります。県都は県の名前と同じフェラーラ。たくさんの宮殿、教会、城がある街です。フェラーラの街の旧市街を散策したら、他の街にも足を延ばしてみましょう。時の流れがゆったりしていて、古風な趣がある見どころがたくさんあります。
フェラーラ県の見どころの 1 つが県都フェラーラの歴史地区。印象的な建造物が立ち並んでいます。エステ城を訪れましょう。かつてここを居城としていた貴族について知ることができます。この中世の建物を見るにはガイド ツアーに参加するのがおすすめ。堀や噴水、塔、そしてテーマごとに分かれた部屋を見て回ります。地下牢と塔は注目ポイントです。
ルネサンス様式のディアマンティ宮殿は人目を引く建物。現在はフェラーラ国立美術館になっています。12 世紀に建てられたフェラーラ大聖堂は独特のデザイン。豪華な入り口から入ると、巨大な身廊に圧倒されます。
車を借りて、サンタゴスティーノやヴィガラーノ マイナルダなど、フェラーラ県の街を巡ってみましょう。コマッキオでは運河でボートに乗るのがおすすめ。この街は 17 世紀に架けられたトレポンティ橋で有名です。
フェラーラ県東部にあるポー デルタ公園は、異なる風景が楽しめる場所。塩沼が広がり、フラミンゴやミサゴを始めとする多様な野生生物が生息しています。伝統のウナギ漁についても知ることができます。
中世の慣習やユダヤ人の伝統が影響しているフェラーラの街の料理。カッペッラッチ ディ ズッカは、バターナット カボチャやチーズ、ナツメグを材料した料理で、ラビオリに似ています。人気のシーフードには、ウナギの煮込みなどがあります。
フェラーラ県はイタリア北東部に位置します。夏は暑くて長く、冬は穏やかです。飛行機でボローニャ ボルゴ パニゴーレ空港まで行き、北東方向に車を走らせると 1 時間弱でフェラーラ県の県都に到着します。近郊のボローニャとベネチアからこの地域までは鉄道を利用できます。
フェラーラ県では、街ではルネサンスの名残を、東海岸では素晴らしい動植物を見ることができます。