ボルドーの中心にあるカンコンス広場は、12 万平方メートルにもおよぶ広大な広場。コンサートやフェスティバルに理想的な場所です。広場の並木道を歩くと、広場の角に配置されたさまざまな記念碑が、アンサンブルのように楽しませてくれます。また、隣を流れるガロンヌ川を眺めることもできます。
かつてこの土地には、ボルドーを守るために巨大な要塞トロンペット城が建てられていました。19 世紀初頭に要塞が取り壊され、現在のような広場になりました。
堂々としたジロンダン記念碑は必見です。柱の上には自由を象徴する像が立っており、柱の足元では 2 つのダイナミックな噴水が目を引きます。この記念碑は、フランス革命で国民議会創設の原動力となりながらも後に処刑された、政治派閥であるジロンド派を称えて建てられました。
柱の足元にある、ボルドー、ガロンヌ川、ドルドーニュ地域を表す 3 人の女性像をじっくりと見てみましょう。また、記念碑の近くにある、緻密な青銅の噴水にも注目です。噴水には、家族や兄弟愛など、それぞれテーマがあります。
ガロンヌ川に向かって歩けば、さらに多くの記念碑を見ることができます。この地域に縁がある有名な作家、モンテスキューとモンテーニュの白い石像を探してみましょう。広場の入り口には、貿易を記念する小さな 2 本の柱もあります。
毎年 6 月にワイン祭りの一環で開催されるボルドー音楽祭では、屋外コンサートが行われます。広大なカンコンス広場は、コンサート会場にぴったり。今までに、ルー リードやアース ウィンド アンド ファイアーなど、名だたるミュージシャンがこの広場で演奏しました。またその他にも、毎年 2 つの大きなフェアが開催され、1月には毎年恒例のサーカスもやって来ます。
カンコンス広場に行くには、アンギャン駅までバスに乗るか、カンコンスまでトラムに乗りましょう。広場の南東側向かいにあるボルドーのツーリスト オフィスでは、広場で開催されるイベント情報が入手できます。