ピサで 2 番目に大きな広場を見渡すと、街で最も有名な建造物の 1 つが目に入ります。それが、かの有名なジョルジョ・ヴァザーリが設計し、1562 年から 1564 年にかけて建てられたカロヴァーナ宮で、かつてはピサの騎士団の本部でした。数多くあるピサのウォーキング ツアーに参加して、この素晴らしい建造物をぜひご覧ください。
この宮殿は、この中で行われた「カロヴァーナ」と呼ばれる訓練にちなんで名づけられました。ルネサンス建築の素晴らしい代表例であるこの宮殿は、19 世紀中ごろから、イタリア最高峰の大学の 1 つであるピサ高等師範学校の施設であり、今日では、非常にユニークなイタリアの教育システムの中心となっています。
ピサの古い街並みを歩いて巡るツアーに参加して、この宮殿で学び、暮らしていた騎士団のことや、ジョルジョ・ヴァザーリが手がけた建築と騎士団の広場の再開発で彼が果たした役割について、理解を深めてみてはいかがでしょう。宮殿の外壁に飾られた、6 人のメディチ家大公の精巧な胸像もお見逃しなく。そのほか、壁には 12 星座や寓意像が描かれ、宮殿のすぐ外側には、初代トスカーナ大公、コジモ 1 世の大きな銅像が立っています。
ピサ高等師範学校は今も実際に運営されている大学なので、入ることができるのは建物の一部だけです。正面入り口に続く 2 つの階段を上がっていくと、歴史あるホールへと出ます。大学の施設として使用するために宮殿は大幅に改築されていますが、ホールの一部にはまだ 16 世紀の絵画が残されています。
カロヴァーナ宮は、ピサの歴史地区の中心に位置するサンタマリア地区の騎士団の広場にあり、その他の主要な観光名所から徒歩やバスで行くことができます。このエリアは駐車場が少ないですが、メーター制の路上駐車場がいくつかあります。広場や宮殿は、見学は無料で毎日開いていますが、学校は、一般に公開されていない場所があります。