旧市庁舎塔は、プラハの旧市街広場の南西にある、とても印象的な建造物です。この塔の展望台からは、街の家々の美しい屋根が見渡せます。また、立派な天文時計は世界的に有名で、旧市庁舎塔はプラハで最も人気のある観光スポットになっています。
高さ 70 メートルのゴシック様式の塔は 1300 年代の中頃に建てられたもので、同世紀の後半に旧市庁舎施設の一部として追加されました。この展望台からの景色は必見。上へはらせん階段またはエレベーターで上がります。街には数えきれない尖塔が見え、旧市街広場の周りを囲むように建つ市民の家はカラフルでとてもきれい。また、丘の上に建つプラハ城も見逃さないでください。
塔の外装は、15 世紀の天文時計の素晴らしさによってその建築学的価値を一段と高めています。時計を見るには、十二使徒の行進の時間にあわせて訪れるのがおすすめです。時計が、時間や日付に加え、太陽と月の正しい位置をどのように示しているのか、じっくりと見てみましょう。十二星座のシンボルが付いた円形の部分や、浮き彫りの紋章、聖像の彫刻などもよく観察しましょう。
時間があれば、旧市庁舎のガイド ツアーに参加するとよいでしょう。豪華に飾られたセレモニー ホールや会議室、14 世紀の礼拝堂。天文時計の動くメカニズムや、回転しながら展示されている芸術作品を見学します。12 世紀後半のロマネスク様式のホール、塔の土台、かつての牢獄。見どころは盛りだくさん。
旧市庁舎塔は旧市街広場にあるので、市内の主な観光スポットから歩いてもそれほどかかりません。最寄りの地下鉄駅はスタロムニェスツカー駅。徒歩で約 5 分です。旧市街広場の周りにあるカフェは、塔や時計をのんびり眺めるのに最適です。
旧市庁舎塔も旧市庁舎も毎日開いています。それぞれ個別に入場料が必要ですが、天文時計を見るのは無料です。詳細は旧市庁舎の公式ウェブサイトでご確認ください。