旧国会議事堂は、国会の暫定的な基盤として、1920 年代に建設されました。当時はほとんど装飾もなく、ストライプの古典的スタイルで設計されていましたが、現在では多くの細工が施され、オーストラリア製の材木パネルで装飾されています。現在、建物内にはオーストラリア民主主義博物館があり、オーストラリアの民主主義制度の革命や仕組みについての展示を行っています。
正面の階段を上がり、キングス ホールへ進みましょう。ジョージ五世の巨大な像と、オーストラリア連邦の成立に関わった主要人物のレリーフがあります。左に曲がると下院があり、イギリスの庶民院のスタイルである緑色の皮張り椅子とカーペットが設置されています。右側は上院で、貴族院にならって赤い革張りの椅子とカーペットが設置されています。旧首相官邸を訪れるか、外に出てローズ ガーデンを歩くのもお勧めです。
オーストラリア民主主義博物館内では、現在のオーストラリア政治を形成している人々や行事について学ぶことができます。また、ベルリンの壁のかけらや、世界中の工芸品も展示されています。次は、リビング デモクラシーでオーストラリアの選挙権や平等権、社会変化を求めて運動してきた人々についての物語を読んでみましょう。
野党の部屋を訪れ、複雑なオーストラリア二院制について、復習してみましょう。ハンズ オン デモクラシーではお子様も、民主主義の歴史や、自分たちとの関わりなどを学ぶことができます。博物館では定期的に特別展も行っています。詳しくは Web サイトをご確認ください。
オーストラリア民主主義博物館は、キング ジョージ テラスにあり、国会議事堂とバーリー グリフィン湖との間にあります。キャンベラのセントラル ビジネス地区から出ている ACTION バスは、国会議事堂やエリア内の他の見どころとを結んでいます。駐車場は限られていますが、利用できるところは、たいてい無料となっています。
博物館は、クリスマスを除き、毎日開館しています。若干入場料がかかりますが、追加料金なしでガイド ツアーや博物館への入場が可能です。また、特別な日や記念日は入場無料です。その日程については Web サイトをご確認ください。