ベルリンの象徴ともいうべき名所のひとつ。かつてはベルリンを要塞化し、東と西をつないでいました。ここを歩いて渡れば、絶景を楽しめます。
シュプレー川に架かるオーバーバウム橋を渡ると、ベルリンの歴史が感じられます。初代のオーバーバウム橋は、市内への入口として 1700 年代に架けられた木の跳ね橋でした。「オーバーバウム」とは「上 (流) の木」という意味で、夜間に川を遮断するために使用された硬い木の幹を指しています。現在の二階建てのオーバーバウム橋は 1896 年に開通しました。目を引くゴシック様式の 2 本の塔は、かつての関門としての役割を象徴しています。
オーバーバウム橋は、ベルリン市内とシュプレー川を一望できる眺めも自慢です。北西を向くと歴史的なベルリンの壁と、壁を彩るイースト サイド ギャラリーが見えます。アレクサンダー広場から高く伸びるテレビ塔も探してみましょう。南東にあるのは、シュプレー川に建つ高さ 30 m の鉄の彫刻「モリキュール メン」。これはアメリカの彫刻家ジョナサン ボロフスキーの作品で、トレプトー、クロイツベルク、フリードリヒスハインの 3 つの地区が出会う場所を表しています。
1961 年から 1989 年までは東西ベルリンをつないでいたオーバーバウム橋。西側には通行人用の国境検問所が設置されていました。壁の崩壊以降、道路と鉄道が再開され、トーステン ゴルトベルクによるネオンのインスタレーションも設置されました。橋の塔の下でネオンがじゃんけんを続ける作品です。
オーバーバウム橋はフリードリヒスハイン クロイツベルク区の中心にあります。橋へは地下鉄、電車、バスでアクセス可能。橋はいつでも無料で渡れます。クロイツベルクの活気あるカフェ エリアとフリードリヒスハインの刺激的なナイトライフ エリアに面しています。夜に橋を渡ると、ストリート ミュージシャンの演奏が楽しめます。