オコンネル通りはダブリン市内でも活気にあふれた目立つエリアにあります。この大通りは道幅が広く、中央分離帯に街路樹が茂り、芸術作品が設置されています。人通りの多いオコンネル通りで、味のある古い建物を眺めたり、通りに面して並ぶ高級ブティックに立ち寄ったりしましょう。
特に際立つ建物が中央郵便局です。ギリシャ リバイバル様式のこの建物はどっしりとした円柱と大きなペディメントが目印。20 世紀初頭にイースター蜂起の指導者がここを占拠して司令部を置きましたが、建物の大部分は焼失してしまいました。
大通りの中央に立つダブリンの尖塔は、世界で最も背の高い公共彫刻と呼ばれることも。太いステンレススチール製の基礎部分に自分の姿が映るとゆがんで見えるので試してみては。高さが 120 m もあり、見上げるのがやっと。夜になると基礎部分と先端がイルミネーションで美しく輝きます。尖塔のすぐそばにアイルランドの国民的作家ジェイムズ ジョイス像があります。片手をポケットに入れ、もう片方で杖をついている姿です。
この大通りの歴史をさかのぼると、17 世紀にはドロヘダ通りと呼ばれていました。後にダブリン ロックアウト、アイルランド内戦、IRA によるネルソン提督記念塔の爆破事件など、たびたび歴史的事件の舞台にもなりました。
4 車線と両側に広い歩道のあるこの通りは幅が 45 m 以上。通りの南端はオコンネル橋に続いています。橋が架けられた 1794 年から今に至るまでの数々の歴史を思いながら歩いてみましょう。3 つの半楕円のアーチが夜になると緑色に輝きます。石造部分にいたずらで取り付けられ今もそのままのパット ノイズ神父に捧げられた飾り板を探してみましょう。
オコンネル記念像は、19 世紀の民族独立主義の指導者ダニエル オコンネルの像。橋と通りはカトリック教徒解放運動を率いたこの人物にちなんで名付けられました。
オコンネル通りはリフィー川の北岸から北へ伸びる大通り。ダブリンの中心部を走るメイン ストリートです。通り沿いにはバスの停留所が数多くあるので路線バスを利用すると便利です。この通りの先にはゲート劇場とアンバサダー劇場があります。