ジャマイカの最西端からすぐの場所にある美しい灯台の基部では、岩場に波が打ち寄せています。この信号塔はネグリルで一番目立つ歴史的建造物です。
草深い緑地に立つネグリル灯台は、教区内で一番高い建物です。1894 年にフランス人が建てたこの灯台には、元々パリで作られたプリズムが配されています。灯台は大型船に合図を送り、小型船が島の西端にある岬を無事通過するための目印になるように設計されました。現在では灯台の光はソーラーパワーを利用しています。
灯台守がいるときは、中を見せてもらえるかどうか尋ねてみましょう。少額の寄付が必要ですが、内部にある歴史的な品々と、頂上からの眺めは間違いなく見る価値があります。
階段を 103 段登ると、昔の書類、照明器具、その他過ぎし時代を記念する物品が展示されています。灯台のまわりの海で起こったドラマと、この建物そのものが地元の歴史に果たした役割を聞かせてもらいましょう。最後は、20 メートル (65 フィート) の高さから水平線を見渡すパノラマビューを満喫しましょう。
地上へ降りたら、水着とシュノーケリング用具を用意して涼みにいく時間です。灯台の下にある岩場に海水がたまっているので、飛び込んで楽しみましょう。ただし、潮流が強くなることがあるので十分気をつけてください。
写真を撮るなら空が金色に染まる日没時が最高のチャンスです。日没まで待つか、後でまた戻ってきて、高い場所から岬を見晴らす絶好の眺めを満喫することをおすすめします。カメラを準備しておいて、暖かい色が刻々と変化する空を写真に収めましょう。
日がすっかり沈んだら (または昼間でも)、近くにある崖の上のカフェで一杯飲んで楽しめます。このカフェはネグリル有数の人気を誇る社交の場です。
ネグリル灯台の営業時間は季節によって、また灯台守のスケジュールによって変わります。前もって電話をして、中に入れる日時を確認しておくとよいでしょう。灯台までは、町の中心部から歩くか、タクシーを利用することになります。道は未舗装です。