考古学博物館ではノルウェーのローガラン地方の文化史、自然史について知識を深めることができます。約 11,500 年前にこの地域に初めて定住した人々にまつわる遺物をじっくり見て回りましょう。この博物館はスタヴァンゲル大学に属し、歴史をよみがえらせるように展示することで、あらゆる年齢の見学者が楽しく学べるように工夫されています。
「資源としての自然」、「人間」、「住と暖」、「救命」、「宗教」をテーマとした 5 つのエリアに分かれた館内の常設展示を見ながら、どのようにして人類が食糧となる野生生物と植物を選び、古代の交易術を身に付けていったのか理解し、家を建てる際に使用した道具の類型、居住に向く土地と不向きな土地を判断する方法について学んだり、災禍や病から身を守り、呪術や儀式に使用した宝飾品を見たりすることができます。
この博物館では、テーマに沿った特別展を年間通して数多く開催しています。例えば過去には、スカンジナビア最古の文字「ルーン」の歴史を取り上げた特別展もありました。ヴァイキングをテーマとした展示は人気も高く、ヴァイキングの武器、埋葬習慣、信仰など、船乗りたちの他に類を見ない特有の文化がよく取り上げられます。
博物館で週に 1 度開かれる自然史や伝統文化の講演会に出席してみるのも一考です。レクチャーの参加は無料で、毎週火曜日に行われています。この博物館では、子どもの誕生日パーティーを開くこともでき、パーティー担当のガイドから、石器時代からヴァイキング時代までのトピックに関する話を聞いた後、子どもたちは、時代装束を身に着けて模型船で遊びます。またこの博物館では、子どもの来館者はだれでも宝探しに参加できます。イベントの詳細は、この博物館の公式 Web サイトでご確認ください。
考古学博物館はスタヴァンゲル中心部から徒歩 10 分ほどです。博物館周辺の道路には、制限時間内で利用できる無料駐車スペースがあります。公共バスは、博物館の正面入り口付近に停まります。
6 月~ 8 月は毎日開館、9 月~ 5 月は火曜日から土曜日まで開館しています。入館チケットを購入すると、紀元 350 年~ 550 年の鉄器時代の農場を再現したアイアン エイジ ファームも見学できます。