マッターホルンはスイスのシンボル。アルプス山脈に属するこの山はスイスとイタリアの国境に位置し、4,478 m の高さを誇ります。雪をかぶったピラミッド型の山頂は、多くの人が写真などで見たことがあるのではないでしょうか。静かなツェルマットを訪れましょう。この村からはその堂々とした姿を見ることができます。
とても印象的な形をしたこの岩山は簡単に登頂できる山ではなく、熟練登山者向けです。ケーブルカーでシュヴァルツ湖まで行き、登山はそこから始まります。ヘルンリ リッジに沿って歩き、ヘルンリ ヒュッテで休憩。そしてさらに登り、ソルベイ ヒュッテ小屋まで行きます。ここには数台のベッドがありますが、あくまで緊急時の避難小屋です。頂上には朝に到着。午後には雲が出たり、嵐が来るので、この時間に登頂するのです。
距離は長くなりますが、もっと緩やかな斜面を登るルートもあります。山の周囲を回りながら 10 日かけて登るルートで、食料と飲料を十分用意しなければなりません。草地やカラマツの森、氷河を通り抜けていきます。道中の景色も素晴らしいので、ぜひ写真を撮りましょう。
ツェルマットにあるマッターホルン博物館「ツェルマットランティス」へ行きましょう。山の地質学と歴史について学ぶことができます。その展示の中には、最初に登頂に成功した人たちのことも。武勇伝に加え、悲劇も伝えています。近くのアルピン センター ツェルマットにも寄りましょう。ここでは、訓練されたガイドの手配や、登山のアドバイスをしてくれます。
マッターホルンとは、「ツェルマットの山頂」または「牧草地の山頂」の意味。ツェルマット周辺では、ドイツ語、フランス語、イタリア語が話されています。その割合はエリアによってまちまちです。マッターホルンは映画にも度々取り上げられてきました。「マッターホルンへの挑戦」や「山の上の第三の男」は有名。ディズニーのフライト シミュレーター型の人気アトラクション「ソアリン アラウンド ザ ワールド」にも使われています。
マッターホルンは、南スイスに位置するペンニネ アルプス山脈のモンテ ローザ地域にあります。イタリアとの国境が山頂を通るこの山のふもとにはヴァレー州のツェルマットがあります。この地域には、フルッジェンやピッコ ムツィオ、テスタ デル レオーネなどの他の山もあります。