ローガン ロックは岬の崖の上に鎮座する巨大な岩。岩山の上に絶妙のバランスで乗っているこの巨岩は、昔はそっと触れるとぐらぐら揺れつつも決して移動しなかったといいます。なぜ今はこの岩が揺れなくなったのか、裏話を聞いてみましょう。コーンウォールの自然が生んだ類まれな絶景を堪能してください。
この岩はコーニッシュ語でバランスを取る岩を意味する「メン オンボース」と呼ばれていました。作家バージニア ウルフも、子どもの頃にこの岩を揺らした思い出を書き残しています。
テリンディナスの断崖の頂上に鎮座するこの不思議な岩は見上げるほどの巨大さ。近くの石に気を付けてよじ登り、この有名な巨岩に近づき、大西洋と崖の続く海岸線が織りなす絶景を楽しみましょう。
この巨大な花崗岩は、詩人ウィリアム メイソンの「カラクタカス」という作品にも登場します。その歴史を遡ると、古くから魔法の物語と結び付けられてきました。岩があるのは鉄器時代の絶壁の上の要塞があった場所です。
岩にまつわる話で最も有名なものは、1824 年にヒュー ゴールドスミス中尉と海軍の水兵たちが力試しで岩をどけてしまったというエピソードです。数か月後、地元では不安が広がったため、チームを組んで岩を元の場所へ戻したといいます。その時に岩を引っ張るために開けられた固定器具用の穴も残っています。岩は当時のようにぐらぐらと揺れることはなくなりましたが、今でも動きます。
ローガン ロック パブリック ハウスには、ゴールドスミス中尉が当時払った賠償金の領収書が飾られています。このエリアにはほかにも、ホレス、セギー、グレートゴウラーなど小さな岩の島が見えます。
ローガン ロックは、コーンウォールの南西部の街トリーンの近くにあります。ランズ エンドから車で南東に 6 km 走ると、ポースカーノ ビーチとペドゥン ボウルダー ビーチの先にローガン ロックがあります。車はローガン ロック インに停めて、標識をたどってローガン ロックまで歩いていきましょう。