ライプツィヒ動物園の敷地内に入ってみると、地球上の生態環境が 1 か所に集まっているかのよう。キリンが悠然と歩いているかと思えば、周りに興味津々のバクや、ゴリラの力強い姿も見られます。この動物園は、活気ある大学の街ライプツィヒにありながら、都会の喧騒から離れた自然環境が魅力的。地球の生態の縮図が見られる人気の動物園です。
園内はテーマ別に分かれています。旧門から入って、創設者の庭園に行ってみましょう。ライプツィヒ動物園は、1878 年にこの庭園を創設したのがはじまり。現在でも、この古いエリアでホエザルや色鮮やかな魚などを見ることができます。
ゴンドワナランド エリアを流れる人口の川を木製のボートで下ってみましょう。熱帯環境を再現したこのエリアには、カバやカワウソ、大型のは虫類などがいます。ガラス張りのドーム内に作られた熱帯のジャングルを通り抜けたら、次は地下に行って、太古の動物たちを間近で観察しましょう。
木々の茂るポンゴランドにいるのは、大きな霊長類。チンパンジー、オランウータン、ニシローランドゴリラなどが自由に行き来しています。アフリカ エリアで、シマウマやダチョウなどの動物を目にしたら、まるで知らない大陸に迷い込んでしまった気分。園内には、どう猛なアンゴラ ライオンの姿も。
派手な色の羽根を持つ鳥が舞うのは、南アメリカ エリア。子供のためのエリアもあります。小型のヤギやロバなど子供の動物と触れ合えるので、子供たちも大喜び。アジア エリアでは、堂々としたゾウや、なかなか人前に姿を現さないアムールトラなどが見られます。
飼育員の話に耳を傾けて、この動物園の保護活動や、動物たちに適した生態環境を作るための努力などについて学びましょう。飼育員による餌やりや、動物の体を洗う作業を見ることもできます。餌やりや説明会の時間については、動物園入り口で尋ねましょう。
ライプツィヒ動物園は年中無休。市街地のすぐ北側にあります。アクセスにはトラムを利用しましょう。レンタカーの場合も、すぐそばに動物園専用の駐車場があるので安心です。冬季と閉園 90 分前には、入場料が割引価格になります。