独特な雰囲気が漂う老舗のキャバレー、ムーラン ルージュ。豪華ショーが楽しめる人気の劇場です。劇場自慢のコース料理では、伝統的なフランス料理が味わえます。
本場のフレンチ カンカンが楽しめるムーラン ルージュ。一列に並んだ女性ダンサーたちが足を高く蹴り上げ、スカートを巧みに操るショーは迫力満点です。ジョセフ オリィエとチャールズ ツァイドラーが 1889 年に設立したムーラン ルージュは当時、"女の宮殿" と呼ばれました。
ヨーロッパ中が華やかな雰囲気に包まれたベルエポック時代。その幕開けと共に誕生したこの劇場は、お金さえ払えば誰でも享楽的な遊戯に興じることができる場として、多くの人々に愛されてきました。夜の部では今でも妖艶なダンス ショーがあり、大人たちだけの楽しいひとときを満喫できます。また最近では、レイ チャールズ、シャルル アズナヴール、エルトン ジョンといった一流アーティストたちがリサイタルを開いたことでも知られています。
"ムーラン ルージュ" は赤い風車という意味のフランス語。建物の上にはシンボルの赤い風車があります。ピンストライプの天幕が印象的な店内に入ると、指定の席に案内されます。キャンドルが灯されたテーブルで味わうコース料理も大人気。壁には、過去のショーで使われた魅力的な看板が飾られています。
コース料理を満喫し、デザートが終わるころには、店内も満席。赤いビロードの装飾と金色のデコレーションが美しい舞台でいよいよ豪華なショーが始まります。
会場の明かりが落とされて場内が静まった瞬間、華やかなショーがスタート。目の前で繰り広げられるショーの壮麗さと本物ならではの迫力に時が経つのも忘れてしまうほど。ショーの内容は数週間ごとに変わりますが、スパンコールや羽飾りが美しい衣装で繰り広げられるショーは、昔と変わらない本物のエンターテインメントと言えるでしょう。
ムーラン ルージュは、パリの中心にあるモンマルトル地区にあります。いわゆる歓楽街ですが、夜遅くまで観客たちでにぎわっているせいか、和やかな雰囲気です。ムーラン ルージュで公演されるショーは毎晩 2 回。1 回目はディナー付きです。チケットは店で購入できますが、人気が高いので事前にオンラインで予約することをおすすめします。ドレスコードがあり、半ズボンやスニーカーでは入店できません。事前に確認しておきましょう。