ゲルリッツはナイセ川流域の街。ラウジッツ地方最大の規模を誇ります。ゲルリッツの建造物の建築様式はさまざま。ゴシック、ルネサンス、バロック、そしてアール ヌーボー様式も見られます。街の中心部を散策すると、歴史の中で街が少しずつ変貌し、現在の姿になったことがわかるでしょう。
旧市街の建造物を見てみましょう。その代表は、ウンターマルクト広場にあるゲルリッツ市庁舎。堂々たるファサードと時計塔が印象的な 14 世紀の建物です。
ゲルリッツの宗教の歴史を知るには、聖ペテロ教会がおすすめ。ロマネスク様式のファサードと銅製の屋根は、被写体としても最適です。街の北西には聖墳墓があります。エルサレムにあるキリストの墓を模して 15 世紀に作られた礼拝堂です。
ゲルリッツ ヴィンテージ ミニチュア レールウェイでは、ゲルリッツの街を思いがけない角度から眺めることができるかも。お子様を連れて、黄色と緑のかわいらしい列車に乗車。旧市街近くの公園をのんびりと走ります。
ゲルリッツは、ポーランドのズゴジェレツと隣接しています。ゲルリッツとズゴジェレツは、1945 年まで 1 つの街でした。ナイセ川を挟んで、2 つの橋が両都市をつないでいます。橋を渡って、ゲルリッツと歴史を共有する街を散策してみましょう。
ゲルリッツには多様な建築物が並んでいるので、映画のロケ地としてもよく使われています。中でも、イングロリアス バスターズ、やさしい本泥棒、愛を読むひと、グランド ブダペスト ホテルなどがよく知られています。
この街の冬は寒く薄暗い日々が続きますが、美しい建造物に雪が舞う様子はとても素敵。夏になると、屋外に出たくなります。ゲルリッツ動物園に遊びに行ったり、ゲルリッツ市立公園の林でのんびり過ごしたり。
ゲルリッツは、ドイツの最東端に位置し、ベルツドルファー湖を囲むように広がっています。ザクセン スイス国立公園もすぐ近く。アクセスには、ドレスデン空港まで飛行機を利用し、空港から列車で 100 km。ゲルリッツ駅行きの列車はベルリンからも出ています。
さまざまな建築様式の建造物が立ち並ぶゲルリッツ。緑豊かな公園や、川、大きな湖といった自然も豊富な街です。