堂々としたサン ジャン要塞は、マルセイユ周辺のどこからでも見ることができ、街に軍事的な歴史があることを物語っています。 ここは、十字軍がエルサレムに向けて出発した場所であり、聖ヨハネ騎士団が 13 世紀から 17 世紀にかけて拠点としていた所です。
この要塞は、プロヴァンスの王からフランスの王にいたるまで、何世代にもわたって拡大されてきました。現在、ここは主要な観光スポットになっています。 庭園を訪れたり、美術館でプロヴァンスの歴史について学んだり、要塞の一番上に登って街の素晴らしい景色を眺めてみましょう。
古い要塞の探索には丸一日かかることもありますので、日焼け止めと帽子をご持参ください。 非常に珍しいこととして、大砲が街の方を向いていることに気付くでしょう。これは、聖ヨハネ騎士団を追放した後、ルイ 14 世が街の反乱を恐れて設置したものです。
要塞のあちらこちらに置かれた、現代美術作品の展示を楽しみながら、狭い通路を下りていきましょう。これには、頭部をかたどった巨大な彫刻像が含まれています。地中海植物が植えられた庭園、「ジャルダン デ ミグラシオン」をゆっくりと散策しましょう。この庭園は、長年の間にマルセイユにやって来た多くの移民を象徴しています。
城壁の上で、海を見ながらコーヒーやランチを楽しめます。 自分が街を警護する兵士になり、近づいてくる侵略者の影を探して水平線を見守っている、と想像してみてください。
都会の静かなオアシスで心を休めた後は、訪問のしめくくりとして、マルタ騎士団の 12 世紀の礼拝堂に立ち寄ってみましょう。 壁には現代美術が展示され、およそ 900 年の歴史を一挙に味わうことができます。
サン ジャン要塞はマルセイユ港の北側にあります。 サン ローラン教会から橋を渡るか、ヨーロッパ地中海文明博物館の屋上デッキを通ってアクセスできます。 マルセイユ サン シャルル駅から要塞までは徒歩 25 分。 バスに乗れば 10 分。 マルセイユ プロヴァンス空港からは車で 20 分です。 近隣の地下メーター パーキングもご利用いただけます。
サン ジャン要塞は無料で入場できます。 火曜日を除く毎日、午前中から夕方まで公開されています。昼休みの間は閉館します。