映画博物館は、映画制作の歴史を学んだり、映画史が始まったばかりのころの機械に触ったり、俳優が実際に着た衣装を見たり、さまざまな時代の映画を鑑賞したりできる、映画に少しでも興味のある人なら必ず訪れるべき、魅力的な場所です。
1993 年にオープンした 4 階建の建物の中には、1 万点以上の資料が常設展示されています。まずは、有名な俳優の衣装や賞、映画のポスターや写真が展示されている 1 階をじっくりご覧ください。コレクションの中には、チャーリー・チャップリンやスター ウォーズにまつわる記念品も置かれています。
2 階は、影絵の歴史について学べる展示場になっており、13 ~ 19 世紀に作られた貴重な影絵人形がおよそ 500 点も収められています。ここにはカメラやプロジェクターも展示されており、中には 100 年以上前の年代物もあるので、ぜひじっくりとご鑑賞ください。特殊効果を作り出す方法やカメラアングルを駆使してリアリティを作り出す方法を学びましょう。
3 階では、音響効果作りを体験することや、映画と経済と政治の関係性を学ぶことができ、また 4 階では、さらに衣装や舞台装置、実際に使用された台本をじっくりと鑑賞し、3-D 映画撮影技術について学ぶことができます。
展示品についてより詳しく知りたい方は、ガイドツアーに参加されてはいかがですか。毎月第 1 水曜日に行われます (有料)。また、館内のブラック ボックス シネマで映画を鑑賞するのもおすすめです。サイレント ムービーが上映される際は、オルガンの生演奏がバック ミュージックとして流れ、雰囲気をいっそう盛り上げてくれます。ツアーの予約や上映映画のスケジュールについては、映画博物館の公式ホームページをご覧ください。
映画博物館は、デュッセルドルフの旧市街に位置し、市場広場とライン河畔プロムナードから歩いてすぐの場所にあります。チケット制の路上駐車場が近くにあります。最寄りのトラム停車駅はベンラーター通り沿いとハインリヒ = ハイネ = アリー沿いにあり、どちらも博物館からは徒歩 10 分以内です。
映画博物館は、一部の祝日をのぞいて火曜日から日曜日まで営業しています。営業時間は、映画博物館の公式ホームページでご確認ください。18 歳未満のお子さまの入館は無料です。