ドイツ南部の観光地として注目度を浴びつつある川沿いの街。中世の雰囲気が残る旧市街やジャズの野外コンサート、200 年の歴史を持つワイン農家などが見どころです。
正式名称はエスリンゲン アム ネッカー。すばらしい建築物、色鮮やかな祭り、美しい公園。エスリンゲン市民が誇るさまざまな見どころが詰まっています。エスリンゲンは、バーデン ヴュルテンベルク州を流れるネッカー川のほとりの街。1,000 年以上の歴史を持つエリアです。エスリンゲンの魅力は、何といっても旧市街にあります。水路と石畳の道が張り巡らされ、歴史ある建物や半木造家屋が立ち並びます。また、カフェやギャラリー、劇場なども魅力です。
旧市街はコンパクトにまとまったエリアなので、徒歩で見て回るのに最適。Schelztor Gate Tower や Wolfstor Gate Tower など、13 世紀の建造物を見に行きましょうまた、新市庁舎と旧市庁舎の建物の違いにも要注目。ロマネスク ゴシック様式の聖ディオニソス教会や、ドイツ最古のドミニコ会修道院の聖パウロ大聖堂も見逃せません。エスリンゲン城は、街が一望できるスポットです。
街の歴史をたどるには、黄色い家と呼ばれる市立博物館がおすすめ。考古学博物館は地下に設置された博物館。フランク王国時代の歴史がわかります。数百年前の子供の本を集めた J. F. シュライバー博物館もあります。川沿いのメルケル パークにあるアート ギャラリー、ヴィラ メルケルで、現代アートの展覧会をのぞいてみるのも良いでしょう。ユダヤ人墓地として知られる Ebershalden で静かな時間を過ごすこともできます。
エスリンゲンは、食事とワインも充実しています。この地方の郷土料理は、具をパスタ生地で包んだマウルタッシェという料理。ラヴィオリに似ています。ドイツ最古のスパークリング ワイン醸造所、ケスラー ゼクトのツアーもおすすめ。Württembergische Landesbühne で舞台芸術を楽しんだり、ジャズケラー でジャズ ライブを鑑賞したりすることもできます。
色鮮やかなお祭りも一見の価値があります。毎年 4 月に行われる PODIUM Festival では、室内楽の若手や新進気鋭のアーティストがヨーロッパ各地から招かれます。エスリンゲンは、11 月後半から 1 か月ほどかけて開催される中世マーケットでもよく知られています。中世のクリスマス マーケットを再現した楽しい市場。当時の服装に身を包んだ 200 人もの職人たちが店を出しています。家族連れで買い物を楽しみましょう。
エスリンゲン アム ネッカーに行くには、シュトゥットガルトまで飛行機に乗り、そこから鉄道またはレンタカーを利用しましょう。距離が近いので、シュトゥットガルトからの日帰り旅行にもぴったり。エスリンゲン市内で宿泊する場合は、ホテルやゲストハウスの他に、中世の家屋を利用した宿泊施設もあります。