17 世紀に建てられたこの寺院では、台湾の女神「媽祖」が祀られています。線香の香りに包まれながら、寺院の歴史を感じてみましょう。
豪華な祭壇と建物が特徴的な大天后宮は、台湾最古の媽祖廟として有名です。明代の面影を残す寺院内では、様々な歴史を知ることができます。ツアーに参加して、媽祖や、かつて居住していた皇族について学んでみてはいかがでしょう。
もとは寧靖王の住居として建設された大天后宮。17 世紀に清が台湾を占拠した後、人々の心を和らげるため、海の守護神かつ万能の女神である媽祖を祀るための寺院として利用されるようになりました。
見所の一つは、三川殿の壁や梁に施された美しい装飾です。媽祖のほか、竜などの伝説上の生物の彫刻もお見逃しなく。
正殿には金色の華やかな祭壇があり、祭壇の周りには見事な彫刻が施されています。有名な彫刻家によって 300 年以上も前に作られた、大きな媽祖像も必見です。ここには媽祖に仕える鬼「千里眼」と「順風耳」の像もあります。
拝殿では 1685 年の康熙帝統治時代の石版を探してみましょう。また、縁結びの神様と伝えられる月下老人の像があるので、良縁を祈願してみるのもおすすめです。
かつて寧靖王の寝室であった美しい後殿には、媽祖の両親が祀られています。天井を見上げると、皇帝と共に自害するため、側室 5 人が首を吊ったと言われるいわくつきの梁が残っています。
台南の歴史地区中心部にある大天后宮は、永福路と新美街の間に位置し、バスまたは鉄道でアクセスできます。毎日拝観可能で、拝観料は無料です。