チェコ ナショナル ミュージアムは、チェコや国際文化を多面的に紹介する、数多くの博物館の総称です。芸術作品や、チェコの国民的な作曲家について展示する博物館。チェコの民族の伝統や、世界中の土着文化について展示する博物館。趣向の異なる博物館がいくつもあります。また、チェコ ナショナル ミュージアムの建物の多くは、それ自体が見る価値のある、素晴らしいものです。
チェコ ナショナル ミュージアムの本館は、プラハの新市街にあるヴァーツラフ広場の中心にあります。この本館は 2018 年まで改装中ですが、外観は見ることができます。1800 年代後半にヨーゼフ シュルツが設計した新ルネサンス様式の建物は一見の価値ありです。本館の近くにはナショナル ミュージアムの新館があり、ノアの箱舟に関連する動物の剥製が常設されています。また、特別展も頻繁に開催されています。
近くのアントニン ドヴォルザーク博物館では、チェコ共和国で最も有名な作曲家の一生をテーマに展示を行っています。家具、ピアノ、ビオラなど、ドヴォルザーク自身の所有物は必見です。
ナープルステク博物館では、アジア、アフリカ、インドネシア、オセアニアの古代文化における言い伝えや生活様式に触れることができます。ベドルジハ スメタナ博物館では、チェコの国民的作曲家、ベドルジハ スメタナの人生と作品について展示しています。旧市街のウォーターフロントにある、この博物館からは、カレル橋とヴルタヴァ川のきれいな景色が見られます。
小地区の川をまたいで建つのは、17 世紀の修道院の建物を利用したチェコ音楽博物館です。ギター、キーボード、リュート、バイオリンなど、多くの楽器が展示されています。また、新古典主義絵画や 20 世紀のポピュラー ミュージックについての解説もあります。そして、見逃せないのは民族誌学博物館。チェコの田園地方での生活や、ボヘミア、モラヴィア、シレジアの民族学的歴史が学べます。
チェコ ナショナル ミュージアムはいずれの博物館も、バスやトラム、地下鉄で簡単にアクセスできます。同じ地区にある博物館を順番に回るのが効率的です。体力に自信があれば、歩いて回るのもいいでしょう。
開館時間と入場料に関しては、チェコ ナショナル ミュージアムの公式ウェブサイトをご覧ください。また、同ウェブサイトで、プラハ市の中心から離れた郊外にある関連施設の詳細についても紹介しています。