地元の人々に文化通りとして知られるアム ヴァル。旧市街に位置し、ブレーメンで最も有名な文化施設が集まっています。ここは、街の防衛のため 17 世紀に建てられた要塞の一部だった場所。現在は遊歩道となっており、通り沿いには歴史のある建造物や文化スポットが立ち並んでいます。旧市街に延びるこの古い通りを散策すれば、歴史的建物や行き交うブレーメンの人々、19 世紀の建造物を目にするでしょう。
アム ヴァルはブレーメン市街地を横断する通り。まずは北西側の端から散策してみましょう。緑豊かな美しい公園、ヴァランラーゲン公園を通ります。木々や花壇に彩られ、一面に芝地が広がっています。この公園では、アム ヴァルの風車も見どころ。100 年以上の歴史を持つすてきな風車です。
アム ヴァルを南東に向かって歩いていくと、左側に19 世紀の庭園や昔の街境、右側に通り沿いの街並みが見えてきます。花瓶を象った石像、シュタインハウザー ヴァーゼや、19 世紀から残る建物群に注目。このエリアは、ブレーメンの富裕層が住んでいた邸宅が多くある地域でもあります。
そのまま南に進み、ブレーメン市立図書館や、ショップやカフェの並ぶエリアへ。ブレーメン美術館があるのもこの辺りです。美術館の建物は、ネオクラシカル様式の左右対称のデザインが印象的。どんな展示が行われているか見てみましょう。美術館のすぐそばにブレーメン ゲーテプラッツ劇場があります。演劇や演奏会など、チケットを予約して最新の催し物を楽しんでみてはいかがでしょうか。ヴィルヘルム ヴァーゲンフェルト ハウスは、19 世紀には刑務所だった建物。現在はここでアートやデザインに関する展示を行っています。
アム ヴァルは、ブレーメン旧市街やミッテ地区のすぐ裏にあたり、トラムやバスの便が良い場所です。アム ヴァルは無料で通ることができますが、通り沿いの施設の中には入場料が必要な場所もあります。夏はヴァランラーゲン公園の緑を堪能し、冬にはうっすら雪の積もった古い建物を眺めて、アム ヴァルの雰囲気を満喫しましょう。