ワシントン スクエア パークへ行くなら、5 番街を通って北側の入り口を目指すのがおすすめ。高級診療所やエンパイア ステート ビルを通り過ぎると、大きな凱旋門の記念碑がそびえています。門をくぐり、公園の中央へ向かうと、もうひとつの目玉が。ここにある大きな噴水は、かつては、ボヘミアンや学者、学生、芸術家が集まる人気スポットでした。
1871 年に開園したこの公園はワシントン スクエア凱旋門にちなんで名付けられました。この門はジョージ ワシントンの初代合衆国大統領就任百周年を記念して建立されたものです。公園内をゆっくり歩いて、ひとつひとつの庭園の美しさをじっくり堪能しましょう。
公園の西側にはチェスの対戦場があり、お金を賭けて対戦します。ここに集まるチェス愛好家はみな熟練者なので、チェスに不慣れな方は要注意。腕に覚えのあるプレーヤーなら何日も通えるほど対戦相手には事欠きません。過去には映画監督のスタンリー キューブリックもここで対戦をしてお金を稼いだといいます。
座って待っていると即興コンサートが始まることも。大道芸人がアコーディオンやギター、時にはミニチュアのグランドピアノまで持ち込んで、さまざまなジャンルの音楽を演奏します。中にはプロ並みの腕前で自作の CD を販売している人も。
ワシントン スクエア パークはグリニッジ ビレッジに位置し、西へ 2 ブロック行けばウェスト ビレッジがあり、バワリー街へは東へ 2 ブロックの距離です。大規模な改修工事が行われ、以前に比べてはるかに安全な場所になりましたが、公園を訪れるのは日中にするのが賢明です。公園の中心部は日が暮れた後も照明があり、人通りも多いのですが、園内の西側は夜の一人歩きは避けてください。
ワシントン スクエア パークに行った後は、6 番街の IFC センターでインディペンデント映画を観ましょう。この界隈はニューヨークでも特に魅力にあふれ、ヨーロッパの雰囲気を色濃く残しています。古書店でしばし過ごして午後はカプチーノを一杯、というような優雅な過ごし方が似合うエリアです。