永遠の都、西安は、まるで生きた歴史書のように中華民族の大きな変化を記録しています。古くは長安と呼ばれた西安は、黄河流域の古代文明発祥の地のひとつ。3,100年の発展の間に、13の王朝がここに都を置きました。今のところ、西安はアテネ、カイロ、ローマと並ぶ四大古代文明の都として有名です。

テラコッタの戦士と馬は、20世紀で最も重要な考古学的発掘です。秦の始皇帝陵の東約1.5キロに位置するこの遺跡では、現在工事が進行中。中国を訪れる人なら見逃せない光景です。紀元前246年、13歳で即位した秦の始皇帝は、陵墓の建設に着手。完成までに11年かかりました。埋葬された多くの財宝や犠器が、皇帝の後世に同行したと推測されています。テラコッタの戦士と馬は、すべての時代のセンセーショナルな考古学的発見です。ユネスコの世界文化遺産に登録されました。

堀と円形公園で飾られた城壁は、西安の四角い内城を囲んでいます。中国で現存する最も完全な城壁であり、世界最大級の古代軍事防衛システムでもあります。