チベットの渓谷や峠を通り抜ける素晴らしい景色の4WDの旅で、世界の屋根を横断しましょう。エベレスト北ベースキャンプでは、登山家たちがハイキングの準備をし、山腹から転がり落ちる氷河を見ることができます。

ラサ、ギャンツェ、シガツェ、ロンブク、シェガールなどの丘陵地帯の町や都市に立ち寄りながら、チベットの生活様式について学びます。ダライ・ラマの公邸や宮殿を訪れ、フレンドシップ・ハイウェイを横断しながら人里離れた仏教僧院を見学します。

1日目：ラサ到着（標高3,650メートル／11,972フィート）
ラサに到着するには2つの方法があります。エベレスト（標高29,000フィート／8,848メートル）、カンチェンジュンガ（標高27,998フィート／8,536メートル）、その他のヒマラヤ山脈の峰々の上空を飛ぶため、世界で最も美しい航空路のひとつとされています。中国本土を経由する場合は、主要都市から飛行機で、または世界一標高の高い鉄道ルートでラサに行くことができます。

空港または鉄道駅でチベット人ガイドと合流し、ラサまで1時間半のドライブ。ラサの標高に慣れるため、残りの時間はゆっくりとお過ごしください。ラサ泊。

日2: ラサ観光
ラサの1日観光を楽しみ、白壁と金色の屋根が保存されているセラ僧院を訪れます。ダライ・ラマの夏の宮殿、ノルブリンカを探検しながら、エキサイティングなリズムが生まれます。また、チベット仏教の根深い謎を解き明かす、もうひとつの重要な聖地であるジョカン寺も訪れます。

チベットの文化や風習を間近に感じながら、バルコー市場を散策してみましょう。ラサ泊。

3日目：ラサ観光
今日はポタラ宮とドレプン寺を訪れます。ダライ・ラマ14世が1959年のチベット動乱でダラムサラに亡命するまで、ポタラ宮はダライ・ラマの居城でした。この壮大な宮殿には、彼の私室をはじめ、数多くの大客室や重要な礼拝堂があります。

14世紀に設立されたドレプン僧院は、かつて世界最大の僧院で、約1万人の僧侶がいました。現在ではその数は数百に減っていますが、文化大革命の際にも比較的無傷だったため、まだまだ興味深いものがたくさんあります。ラサ泊。

4日目：ラサ観光
チベット博物館を訪れ、この魅力的な国の豊かな歴史について学びましょう。1999年10月に正式に開館したこの博物館には、さまざまな姿勢の仏像、皇帝の玉璽、金のアルバム、皇帝からの贈り物、色とりどりのタンカ、印刷されたサンスクリット語やチベット語の経典など、先史時代の遺物が収蔵されています。

また、民芸品やチベット独特の手工芸品、金、銀、翡翠で作られた衣装、宝石、装飾品、中国の高級陶器なども見ることができます。梁、柱、まぐさ、旗、壁掛けなどの装飾が施された博物館の建物群も、チベットの伝統的な建築様式を示しています。午後はショッピングをお楽しみください。ラサ泊。

5日目：車でギャンツェへ（標高3,950メートル、160マイル／265キロ）。
フレンドシップ・ハイウェイを走り、カンバ・ラ（標高15,724m）を通過。ヤムドロク・ツォ湖の深い青と、ナジン・カン・サン（標高23,787m）のそびえ立つ氷河の雄大な眺めに立ち寄ってください。西に向かうとカロ・ラス峠に出ます。道路を転がり落ちる氷河を垣間見た後は、ギャンツェに向かい、そこから美しく整えられたチベットの村々を眺めます。ギャンツェ泊。

6日目：車でシガツェへ（標高3,900メートル／12,792フィート-55マイル／92キロメートル）
14世紀に建てられたギャンツェ・ゾン（Gyantse Dzong）の砦を探索し、ギャンツェと周囲のニャンチュウ渓谷の魅惑的な景色をお楽しみください。さらにクンブム（チベット語で10万体の像という意味）へ進み、高さ35メートルの金色のドームを持つチョルテン（仏塔）や、いくつかの礼拝堂や仏教壁画のある家々を見学します。

次にシガツェへ。途中、漢、チベット、インド様式のシャルー僧院に立ち寄ります。チベット第二の都市シガツェ到着後、チベット最大の僧院の一つであるタシルフンポ僧院を詳しく見学します。シガツェ泊。

7日目：車でシェガール（標高4,150メートル）へ ナタン＆サキャ僧院（164マイル／274キロ）
チベットの壮大な風景に感動しながら、フレンドシップ・ハイウェイに沿ってドライブを続けます。ラツェ（Lhatse）の小さな町を越えて、この旅で最も高い峠、崇高なギャンツォ・ラ（Gyamtso La）（標高17,121フィート／5,220メートル）を越えます。

西ガツェのすぐ近くにあるナタン僧院に立ち寄り、さらにサキャ僧院に向かいます。サキャ僧院では、サキャの大図書館に収められている、金で書かれた世界最大の書物を見ることができます。

平原に下り、寂れた修道院や遊牧民のキャンプを通り過ぎ、シェガルへ。

8日目：ロンブク（標高5,050メートル）へドライブ。エベレストベースキャンプ（標高5,250メートル、約85キロ）を散策。
シェガルを出てすぐ、フレンドシップ・ハイウェイを下り、パン・ラ（標高16,892メートル）を南下してヒマラヤ山脈に向かいます。頂上からの眺めは素晴らしく、マカルーからシシャパンマまで途切れることなく見渡せます。峠の下にあるエベレストは、最初は視界から隠れていますが、角を曲がってロンブク谷に入ると、かつてないほど印象的な姿を現します。

エベレスト・ベースキャンプを探検この特権は通常、遠征隊にのみ与えられているものなので、登山家たちがこれから始まる壮大な旅の準備をするキャンプまで歩くか、馬や地元のバスを利用しましょう。また、1902年にニンマパ・ラマによって創設された仏教巡礼地であるロンブク僧院も訪れます。この僧院は、400年以上にわたって僧侶や隠者が使用してきた瞑想小屋が立ち並ぶ地域にあります。

エルミタージュの瞑想洞窟は、コンプレックス周辺や谷の上下の崖壁に点在しています。神聖な祈りが刻まれた多くの壁や石が道に並んでいます。ロンブク泊。

9日目：車で張作へ（標高2,300メートル、147マイル／245キロ）
世界最高峰の北壁がそびえ立つエベレストでご来光を拝みましょう。

フレンドシップ・ハイウェイに再び合流し、ティングリ（Tingri）まで走ると、ラルン・ラ（Lalung La、標高16,807フィート／5,124メートル）とシュン・ラ（Shung La、標高17,056フィート／5,200メートル）の2つの峠を越えます。シシャパンマ、チョー・オユー、メンルンツェ、ガウリ・シャンカールなど、周囲の山々の雄大な景色をお楽しみください。その後、チベット高原からネパール国境手前18マイル（30キロ）のニャラムまで下り始めます。劇的な変化で、すべてが突然、青々とした緑に見えます。張作泊。

10日目：カトマンズへ（標高1,350メートル、74マイル／123キロ）。
中国とネパールの国境にあるボテ・コシ川にかかるフレンドシップ・ブリッジまで残り数マイル。チベット人ガイドとドライバーに別れを告げ、コダリのネパール入国管理所まで歩きます。

入国手続きを済ませた後、カトマンズまでドライブを続けます。道路状況や天候にもよりますが、所要時間は約4時間です。モンスーンの季節には、高台からの土砂崩れのため、この道路を歩く覚悟が必要です。カトマンズ泊（宿泊は含まれません）。