イギリスのチップ事情 – ホテルやタクシー、レストランもこれで安心!
海外旅行をする際に心配なのがチップの金額と支払い方ではないでしょうか?イギリスは北米ほどチップ文化が浸透しているわけではありませんが、それでも渡した方が良い場合があります。渡英前にぜひこの記事を参考にして、現地でスマートにチップを支払ってみてください。
イギリスでチップが必要なシーンは?チップを渡す際のマナーは?
photo by VisitBritain
イギリスではさほど頻繁にチップは払いません。ただし高級レストランを筆頭にいくつか例外もあります。
また、チップの渡し方ですが、手渡しする場合には相手の目を見て「Thank you」と言いながら渡しましょう。レストランやカフェなどのテーブルに残す場合には、勘定書の載っていたお皿があればその上に、なければテーブルの上に直に現金を置きます。
チップは通常は紙幣または2ポンド、1ポンド硬貨で支払います。50ペンス硬貨は比較的カジュアルなシーンならOK。小銭が余っているからといって5ペンスや10ペンスなどでじゃらじゃら渡すと相手を侮辱することになります。
ホテルで支払うチップは?
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ポーターにスーツケースなどの荷物を部屋に運んでもらった場合には2ポンド程度を支払います。枕銭は基本的に不要ですが、部屋をかなり散らかしてしまった場合などは2~3ポンド程度を置いて行ってもいいかもしれません。ルームサービスを頼んだ際には完全に自由意思。チップを払わなくても良いし2~3ポンド程度を渡しても良いです。
タクシー利用時にはチップは必要?
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基本的に不要ですが、11.30ポンドなら12ポンド、24.90ポンドなら26ポンドのように、キリが良くなるように1ポンド強を乗せて支払う人が多いです。その際には「Keep the change」とはっきり言っても良いし、お金を渡して「Thank you!」と降りてしまえばドライバーは端数分はチップだったんだなと了解します。なお、空港と市内間のタクシーを予約して利用する際にはスーツケースを運んでもらうので2~3ポンドを渡す人もいますが、これも必須ではありません。
レストラン、ファストフード店、カフェでは?
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ファストフード店やスターバックスなど、カウンターで飲食物を受け取るお店ではチップは一切不要です。ウェイターがテーブルに料理や飲み物を運んでくれる場合でも、1人10ポンド程度のカジュアルなところならチップは必須ではありません。ただしサービスが良かった場合には、飲食代の10%程度をテーブルに置いて行っても良いでしょう。
高級レストランやアフタヌーンティーなどを提供するカフェの場合、勘定書に「service charge(サービス料)」(通常10%~12.5%程度)が上乗せされているかどうかをチェックしてください。もし記載があればそれ以上チップを支払う必要はありません。メニューに予め「当店では〇%のサービス料をいただきます」と明記してある場合もあります。
勘定書にサービス料が含まれていない場合には、飲食代金の12%程度をチップとして支払います。イギリス人はなぜかこの「12%」という数字を挙げる人が多いのですが、あまり細かく計算しなくても10%かそれよりちょっと上の金額と考えると良いでしょう。たとえば35ポンドの食事をしたら10%にあたる3.5ポンドか、キリが良くなるように4ポンドという感じです。
チップの支払い方は、クレジットカードで支払いを終えて席を立つ際にテーブルの上に現金を残していくのがいちばん簡単な方法。チップ分もカードで支払いたい場合には、カードリーダーが手元に運ばれて来た際にチップの金額を尋ねる欄が出てくるのでそこにチップの金額を入力します。また、伝票に「gratuities(チップ)」と「total(合計額)」という欄があり、そこに自分でチップの金額とチップを足した合計金額を書き込むというケースもあります。
パブやバーでのチップのマナーは?
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カウンターで注文して飲み物を受け取る形式のパブやバーではチップは不要です。ただし、テーブルに食事を運んで来てもらってゆったりと食事をするような場合には、レストランと同様のチップのルールが適用されます。
ヘアサロンやマッサージ店ではチップは必要?
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利用される方は少ないかもしれませんが念のため。美容院ではチップは必須ではないものの、カットやパーマ代総額の10%のチップを現金で手渡す人が多いです。マッサージやスパなどではチップは不要です。
以上、イギリス国内のチップ事情をお届けしました。「カジュアルな宿に宿泊し、電車やバスで移動して、庶民的なお店で食事…」という旅行スタイルの場合、チップの心配はほぼ不要であることがおわかりいただけたかと思います。逆にお洒落をして高級料理を楽しむ予定の方はチップのこともしっかり憶えておいてくださいね。
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