飛んで跳ねて、サンバのリズムに乗って!情熱の国ブラジルの世界遺産
情熱の国ブラジルはとにかく広い。南米大陸の役半分を占める広大な国土は東西南北にひろがっており、それぞれの地域はとても特徴的です。
南米大陸初の夏季オリンピック開催地として盛り上がるリオデジャネイロを皮切りに魅力的な街を歩き、アマゾン川へダイブ!ブラジルの熱い世界遺産の数々をご紹介します。
未来へ羽ばたく巨大飛行機?荒野のデザイン都市、首都ブラジリア
上空からみると、翼を広げた飛行機の形をしている首都「ブラジリア」。未来へ羽ばたくという意味が込められています。
ブラジル中央高原の未開の地にわずか4年で街をつくる計画は「パイロット・プラン」と呼ばれ、設計はアーバンプランナーのルシオ・コスタ。飛行機の機首の部分、三権広場には国会議事堂、行政府庁舎、最高裁判所が囲むように建ち、続いてメトロポリタン大聖堂やミュージアム、国立劇場などが並んでいます。翼の部分に、住宅やホテルなどがあり、すべてが整然と区画整理されています。
主な公共施設の設計はブラジルを代表する建築家、オスカー・ニーマイヤー。コスタとタッグを組み、大胆な都市デザインと自由な曲線が多用された流線型や球体のモダン建築群が、未来都市ブラジリアを世界遺産都市へと導いたのです。
自然を活かした大都市デザイン、リオデジャネイロ
ブラジル南東部、カーニバルと音楽の街「リオデジャネイロ」。登山電車でコルコバードの丘の頂上に登ると、街を包み込むように両手を広げて立つキリスト像が迎えてくれます。
街のシンボルを背にのぞむ、360度のパノラマ・ビューはまさに絶景。カリオカ山脈と緑豊かなチジュカの森、1808年開園の植物園、グアナバラ湾周辺の丘陵地帯と青く輝くコパカバーナの海岸線など、自然要素と人口の都市計画が融合した独特の景観がまるごと世界遺産です。
美しさに、思わず感嘆!古都、オリンダ歴史地区
ブラジル北東部、16世紀以降ポルトガルやオランダの植民地として栄えた街、オリンダ。砂糖貿易でえた富により、美しい石畳の上に豪華な邸宅や教会、修道院のある街が築かれました。これら20以上の建造物を含め、古き植民地時代の面影が残る地域が「オリンダ歴史地区」として世界遺産に登録されています。
街の名前はポルトガルで「オー、リンダ!(なんと、美しい!)」に由来しています。カラフルなコロニアル建築の街並みが、澄んだ海の色に映えています。
世界最大級の熱帯性湿地、パンタナル保全地域
南アメリカ大陸のほぼ中央部に、原始の姿を残す世界最大級の熱帯性湿地「パンタナル」。ブラジル、ボリビア、パラグアイの3カ国にまたがる総面積は、195,000平方キロメートル。日本の本州と同じくらいの大きさで、そのスケールはケタはずれ。そのうち1,878平方キロメートル、クーヤパ川とパラグアイ川の源流のある地域が「パンタナル保全地域」です。
一面が巨大な湖のような雨季と、草原と湿地帯が広がる乾季と両極端の気候が繰り返しその景観が変わります。生息する動植物の種類も世界一といわれる「生命の楽園」は、乾季にあたる7月から10月が観光シーズン。水位の低くなった湿原では、魚を狙って集まる多くの鳥や野生動物の姿を見ることができます。
ピラニアもフツーに泳いでる!? 生き物たちの楽園、中央アマゾン保全地域
ブラジルを貫いて流れる大河、アマゾン川。支流の数は1,100にも及び、流域面積世界一を誇ります。そのほぼ中央に南米最大の自然保護区「中央アマゾン保全地域」があります。
地球上最も豊かな生態系をもつ地域の一つといわれています。雨季のアマゾン川の水位は最大10メートルも上昇し、数多くの森が水没します。水の中の森は、アマゾンならではの生き物たちの宝庫。巨大な淡水魚ピラルク、肉食の怪魚ピラニアやアマゾン・カワイルカなど、熱帯雨林は独特の生態系を形成しています。
ブラジルの世界遺産一覧
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ブラジルのその他の世界遺産
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初めまして。酒と旅行がメインのブログを書いているcongiro(コンヒーロ)と申します。 普段から日本各地を旅しては、地元の方々が飲んでいる日常系の日本酒を好んで買って楽しんでいます。 特に好きなのは、その土地の日常酒を、その土地の方たちがいる酒場で飲むことですね。「誰かの日常は、私の非日常」。それを念頭に、いつも楽しく旅をしています。...
お世話になっております。会社員兼業ライターの赤祖父と申します。6歳男子、2歳女子の2児の父親でもあります。 前回に引き続き、今回も「息子に興味のあることを聞いてプランを組み立てる、親子ふたり旅」へ行ってきましたので、その内容をご紹介します。旅の終わりには、こちらも前回と同じく、思い出を絵に描いてもらいました。未就学児と旅をする上でおすすめの“鉄道体験”についても触れています。 「雪が見たい」の一言で、行き先は青森に決めた...
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