投稿者 : エクスペディア 編集部、投稿日 2015 年 7月12日

時代を超えて崇める神々の都市、太陽の国メキシコの世界遺産

先住民時代からの豊かな伝統と文化、歴史を継承するメキシコは、ユネスコに登録されている世界遺産のほとんどが文化遺産。巨大ピラミッド神殿の建設技術や高い天文学の知識などその精密さと知恵に感動せずにはいられません。

首都メキシコシティとビーチリゾート、カンクンを拠点にして訪れる、魅力的な文化遺産と複合遺産をご紹介します。

太陽と月のパワースポット!首都から行く都市遺跡、メキシコシティ歴史地区、メキシコ国立自治大学、テオティワカン

メキシコシティ歴史地区

メキシコシティ

ラテンアメリカを代表する世界都市の一つであるメキシコシティ。この都市の中心部が、「メキシコシティ歴史地区」と呼ばれています。

13世紀に築かれたアステカの都「テノチティトラン」の都市遺跡である「メキシコシティ歴史地区」は、テスココという名の広大な湖に浮かぶ島にありました。16世紀、「テノチティトラン」はスペイン人により征服され滅亡。湖は埋め立てられ、湖上の都は破壊されてしまいます。そしてコロニアル調の大都市が建設され、現在の街並みとなりました。

首都の南に位置する世界遺産の「ソチミルコ」にはアステカ時代からの水路が広がり、水に浮かぶ農園「チナンパ」はその名残で、500年以上経った現在も、現役で使用されています。

メキシコ国立自治大学

メキシコ国立自治大学

首都の南にある1551年創立の「メキシコ国立自治大学」。

革命後の1949年から1952年にかけて、60人以上の建築家や芸術家を動員し数々の施設が建てられ、近代的な大学都市となりました。キャンパス内に多く見られる壁画は、ディエゴ・リベラ等のメキシコを代表する芸術家たちが手がけたもの。いつでも誰でも見ることができる大きな壁が、革命の意義やアイデンティティを民衆に広める最高の媒体でした。

スペイン人来訪前の生活やアステカ文明など、メキシコの伝統、歴史や神話が描かれており、学生達へ伝えて続けています。

テオティワカン

メキシコシティの北東約50キロにある古代都市遺跡「テオティワカン」。首都からの観光ハイライトとして世界中からツーリストが訪れます。

紀元前から紀元前7世紀まで繁栄した国家で、メインストリートである「死者の大通り」を軸に碁盤の目状に都市が築かれています。精巧に設計された巨大な「太陽のピラミッド」と「月のピラミッド」は登る事ができ、頂上からの眺めは最高。特に「太陽のピラミッド」の頂上は、願いが叶うパワースポットとなっています。

「テオティワカン」は一度滅びますが、14世紀にアステカ人が発見し忘れ去られていたこの地を聖地としたことで、再び繁栄を取り戻します。アステカ人はここで太陽や月が生まれたと信じ、「神々が集う場所」を意味するテオティワカンと名づけたのでした。

不思議な聖地に迷い込む!チチェンイッツァ、マヤ文明遺跡

チチェンイッツァ

チチェンイッツァ

常夏のリゾート地カンクンから200キロ、ユカタン半島メリダの東にある古代都市遺跡「チチェンイッツァ」。9世紀から13世紀に栄えたマヤ文明の都市遺跡です。

チチェンイッツァが放つ神聖なオーラは独特です。点在する遺跡群のなかで最も象徴的なものが階段ピラミッドの「エルカスティージョ」。春分と秋分の日にみられるマヤの最高神「ククルカン」の降臨現象で知られ、太陽が西に傾くと蛇の姿をしたククルカンの影が神々しくピラミッドに現れます。この不思議な現象を一目みようと、毎年多くの人がつめかけます。

太陽に生贄をささげ、天体の動きを完璧に理解するマヤ人の知識の高さと信仰に驚かされることでしょう。

マヤ文明の遺跡

マヤ文明の遺跡

メキシコ南東部の州、カンペチェ州にあるマヤ文明の遺跡、「カラムクル」。 グアテマラの世界遺産「ティカル」と並ぶ古典期マヤにおける最大級の古代都市でした。

広大なジャングルに巨大なピラミッド神殿や石造物が点在しており、一歩足を踏み入れるとあたりの空気はひんやり。建造物や出土品の保存状態が良いことから、マヤの人々の豊かな生活や文化を鮮明に知ることができます。2002年に文化遺産に登録され、2014年に周辺の熱帯雨林を含めた複合遺産として再登録されました。

メキシコの世界遺産一覧

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メキシコで人気の世界遺産

  1. チチェンイッツァ
  2. マヤ文明の遺跡
  3. テオティワカン
  4. メキシコシティ歴史地区
  5. ソチミルコ
  6. メキシコ国立自治大学

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