白銀のカナダ・オンタリオ州、スノーモビルで雪原を駆け抜けよう!
カナダ南東部に位置するオンタリオ州は、トロントなどの大都市の顔を持つほかに、森と湖に抱かれた北米有数のリゾート地でもあります。
特に北部のマスコーカ地方は、夏はカヌーやフィッシングのメッカとして、ハリウッドセレブも多数別荘を構える人気のリゾート地。また冬も、最近日本でもにわかに人気のスノーモビル天国となります。そんな白銀に染まる大自然を駆け抜けるスノーモビル・ワールドをご紹介します!
森、湖、全てが凍る白銀のマスコーカ地方でスノモ体験!
トロントの北に広がるマスコーカ地方は、大小1,600もの湖とカエデや白樺の森が織りなす大自然ワールド。一年を通してアウトドアが楽しめますが、森も湖も全てが凍りつく冬こそ本領が発揮されます。
そのひとつが雪深い森に張り巡らされたスノーモビル専用のトレイル。長さは公式ルートだけでも4万2000km!凍った湖上などの非公式なルートを含めると何と地球を1周するほどの長さになるといいます。ここはまさに、世界一のスノモ・ワールドなのです。
まずは乗り方や操作方法などをレクチャー
スノーモビルを一言で表すなら、エンジンを搭載した”キャタピラ付きのそり”。
雪山を縦横無尽に走ることができ、時速100kmでの走行も可能。とはいえ、後輪部分がキャタピラなので、むしろ自転車よりも安定感は抜群です。
今回乗車したのは、世界で初めてスノーモビルを発明した「ボンバルディア」社のものでしたが、基本的な操作はどの社のスノーモビルも同じ。
ハンドルの右側グリップの付け根のレバーがアクセルとなり、押し込むと走り出し、戻すとゆっくり減速して止まります。またハンドルの左グリップだけに自転車同様のブレーキがあるので、それでも止まることが可能。基本的な操作はこれだけ。あとはカーブに重要な体重移動を練習します。コツは「オートレーサーばりにお尻まで移動する!」
まずは敷地内で教習を受けてからトレイルに出るので、初めての人でも安心。もちろん、ヘルメットから防寒着、ブーツまで全てレンタルできるので寒さ対策も万全です。
雪原のスノモ・サファリへ!
世界一の長さを誇るトレイルは、楽しみ方も千差万物。その日の天候、雪の状態によってガイドが行き先を決めますが、出発前に何をしたいか遠慮せずにリクエストしましょう。森の中や凍った湖の上を走ることが目的でももちろんOKですが、トレイル沿いのワイナリーやレストランにスノーモビルで乗り付けることもできます。
さあ出発です。先導するガイドの後を走り、森の中のトレイルへと突入。雪に覆われたトレイルは、くねくねとカーブの連続。途中にはアップダウンもあり、慣れないうちはかなりのスリル。
しばらく走ると景色を見る余裕も生まれてきます。そこで気がつくのが、ところどころにあるスノーモビル専用の道路標識。
これは、マスコーカ地方のスノーモビルクラブメンバーが設置したもので、トレイル自体も彼らによって整備されているのだそうです。また、途中にあるビーバーが作ったダムや、氷瀑、クマの爪痕がくっきり残っている白樺の木などの前に止まってくれるので、走るだけでなく自然観察も楽しめます。
森の中を2時間半ほど走り、今回の目的地のクランベリーワイナリーに到着〜。少しの緊張と大きな達成感に満たされ、自分へのご褒美にクランベリーワインやチーズ、チョコレート、雑貨などなど爆買っ!
スノモだからこそできる特別な体験
トレイルをちょっぴり外れて、新雪の森の奥にも連れていってもらいました。足跡のない雪と木々の世界で枯れ枝や樹皮を拾い集めて雪上の焚き火タイム!
白樺の樹皮は樹脂を多く含み火もちがよいのだそうです。たくさん集めたら火打石で着火して十分に火が広がったら、先住民族に伝わるパンケーキのような「バノック」作り。ガイドがあらかじめ用意してくれた生地を網の上で焼きます。
焼きたてバノックの甘い香りに誘われてか、数羽のチッカディー(アメリカコカラ)が集まってきました。彼らの鳴き声と真っ白な雪に覆われた静寂の森で過ごす時間は贅沢の極み。これもスノーモビルならではの体験でしょう。
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JWマリオット・ザ・ルソーで優雅な滞在を
スノーモビルで思いっきり自然を満喫した後は、湖のほとりに佇む「JWマリオット・ザ・ルソー」で優雅な滞在。
ザ・ルソーは、パブリックスペースにローカルアーティストの作品が散りばめられ、ラグジュアリーリゾートでありながらも地元に密着したアットホームな雰囲気が魅力。客室は全てキッチンつきのスイートタイプ、我が家に帰ったような心地よい気分でくつろげます。
またスパ・ルソーでは、ディープティシュー・マッサージで、寒さと運転でこわばった筋肉の緊張をゆっくりリリース。女性限定ですが、室内ジャクジーが完備され、白銀の世界を眺めながら身も心もほっこり。
スノモ・ツアーはJWマリオット・ザ・ルソーのアクティビティセンターはじめ、専門店などで申し込みが可能です。トレイルの利用にはパスの購入などが必要ですが、ガイド付きのツアーに参加すれば、マシンやウエア、諸費用もすべて含まれています。
運転は、日本の自動車運転免許証があれば誰でもOK。運転免許を持っていない、また運転には自信がないという人も、スノーモビルは二人乗り使用なので、後部座席に乗ることでツアー参加が可能です。
白銀のマスコーカへスノーモビルでプチ冒険の旅に出かけてみませんか?
冬ならではの体験を楽しみたい人におすすめ!
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取材協力/ オンタリオ州観光局
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