時間帯も大切! 自然が創った馬蹄型の絶景、ホースシューベンドを見に行こう
アンテロープ・キャニオン周辺には見どころがいくつもあります。全て見て回っていたらここだけで1週間は欲しいくらいなのですが、なかなかそうはいかないもの。
今回は「アンテロープ・キャニオン観光」のついでに短時間で行けて満足度の高い、立ち寄り絶景スポットをご紹介します。
高所恐怖症はご用心! 奇跡の絶景ホースシューベンド
アンテロープ・キャニオン以上に、これを見たいと思っている人は多いのではないでしょうか。コロラド川が大地をえぐって創りだした馬蹄型の絶景、ホースシューベンド(Horseshoe Bend)。どうして水の流れがこんな急カーブを描くのか、そしてそれが美しい円を描くのか、自然という芸術家には驚くばかりです。
ホースシューベンドがあるのは、ペイジの町から89号線を6kmほど南下したあたり。駐車場の案内は、道路標識のようなそっけない看板だけなので見逃さないように注意して。ここは国立公園でもナホバ族の居住地でもないので、駐車場代も入場料金もかかりません。うれしい。
これが駐車場。
未舗装で、雨上がりのときなどは半分冠水していたりしますが、無料なので文句は言えません。
ここから赤土の道を1.2km(およそ15分)ほど歩きます。これがトレイルの入り口。
入り口には注意事項が書かれた看板があり、途中なにもないので水を持つように、天候が急に変わることもあり、突風と雷雨で大変なことになるから注意しろ、みたいなことが書いてあります。
とりたてて険しいルートではないのですが、本当に日射しが強いので帽子、サングラス、水は必携。細かな砂がざらざら靴の中に入ってくるので、ハイカットめのスニーカーがベターです。
赤土の大地と真っ青な空の下15分ほど歩くと崖に到着します。
噂には聞いていたけれど、本当に柵などはありません。もしも端っこでバランスを崩したら、崖の上から300メートル下の川底まで真っ逆さまです。実際に死亡事故も起きているらしいので、お調子者はくれぐれも気をつけて。私はそれほどの高所恐怖症ではありませんが、やはり怖い。端までにじりよってこのぐらいが限界です。
ふと下を見ると、川にボートが浮かんでいます。冬場以外は、この川を遊覧できるらしいです。
ホースシューベンドを訪れるベストタイムは?
ところで、ホースシューベンドを訪れるベストタイムはいつでしょうか? ホースシューベンドの展望台は西向きに位置するため、夕方行くと逆光になります。もちろん、沈みゆく太陽と一緒に撮りたいなど希望があればそれもいいですが、三脚や後の画像補正などそれなりの技術が必要になります。
なので午前中が良いとは言われていますが、私が行ったのは10月下旬の朝9時前。それだとこのように半分以上が影になります。
そしてこの時期だともう太陽が真上にこないので、正午に訪れても谷底全てに太陽の光は届かないとのこと。
ホテルの人に聞いたところ、渓谷全部が光に照らされた風景を見るなら太陽が真上に来る、7~9月の正午頃がベストなのですが、それだととにかく暑い。日射しと照り返しで体感温度は50℃近くになり生命の危機すら感じるそうです。
写真に撮るとこんな感じなのですが、実際に自分の目で見てみると、この陰影もまた美しく迫力があります。絵のような完璧に美しい写真はネット検索でいくらでも見つかる昨今。そんな写真はプロに任せておいて、実際に自分が訪れるときには写真を撮ることに全力を費やすより、その土地の風や匂いを感じることを主眼にしてみてはいかがでしょうか?
もう1つの絶景、グレン・キャニオン・ダム
レイク・パウエル(Lake Powell)は今でこそウォーターレクリエーションの拠点として、夏場は多くの観光客が訪れるリゾート地となっていますが、実はこの巨大な湖は人造湖。1956年、周辺の電力と水不足を解消するために、グレン・キャニオン・ダム(Glen Canyon Dam)の建設が開始され、総長300kmにおよぶレイク・パウエルが誕生しました。
確かにレイク・パウエルを地図で見たところ、複雑な形をしていて不思議に思っていたのですが、かつて渓谷だったところに人工的に水を満たしたからなんですね。ところで、この巨大な湖が満水になるには17年の歳月が必要だったとか。なにもかも規模がでかいですね、アメリカ。
ザイオンやブライスキャニオン方面から来ると、ペイジの町の手前に現れるのがその噂のグレン・キャニオン・ダム。
巨大……。この風景を見ているだけでも、グランドキャニオンよりも美しいと言われたグレンキャニオン渓谷の壮大さが想像できます。
ダムのほとりにカール・ハイドン・ビジターセンターがあり、上記で述べたようなことをさらに詳しく知ることができます。ダムツアーもあり、エレベーターでダムまで下りて見学することができるよう。
参加したかったのですが、ここがこんなにすごい場所だと知らず、そのあとの予定が詰まっていたため泣く泣く諦めました。このように、行く先々で驚くような絶景やおもしろそうなアトラクションがあったりするので、スケジュールは本当に余裕を持って組んだ方がいいですよ!
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カール・ハイドン・ビジターセンター(Carl Hayden Visitor Center)
住所:Highway 89 on west side of Glen Canyon Dam[/one_half]
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