投稿者 : 章太郎 高井、投稿日 2019 年 3月20日

日本人の口にも合う! 本当においしい、おすすめフィリピン料理10選

いきなりフィリピン料理といわれてもピンとこないかもしれませんが、特徴は多彩な食材を使った、素材の味をストレートに感じられる調理法。甘めの味付けが多いので、そこが苦手……という方もいらっしゃるようですが、醤油を使っていたり、米が主食だったりと親しみやすい部分も。なかには日本人好みの煮物やスープなどもあって、メニューを選べば必ず好みの味に出合えるはず。
最近では伝統的なフィリピン料理をモダンにアレンジするレストランも増えており、まだまだ進化中。これからが注目の料理なんです! ここでは、初めてフィリピン料理を食べる方へ、まず試していただきたい10皿をご紹介します。

シニガン/Sinigang

シニガン/Sinigang

シニガンはフィリピンを代表するスープ。透明なスープはキュッと酸味が効いており、暑いビーチサイドで汗をかきながら食べるのが最高なんです。この酸味はタマリンドというマメ科の果物によるもの。柑橘系の酸味よりも、もっと酸っぱさだけを追求した酢のような味わい。素材の味を引き立てます。
エビや白身魚、豚肉、鶏肉など具材はさまざまですが、共通するのはトマトやタマネギ、ダイコンといったたっぷりの野菜。とってもヘルシーなスープなんです。
フィリピン人は朝、昼、晩ともライスを食べるので、シニガンもご飯にかけて豪快にいただきます。

ブラロ/Bulalo

ブラロ/Bulalo

酸っぱい料理は苦手……という方に試していただきたいのが、ブラロというスープです。首都マニラから南へ約60kmのタガイタイという場所の名物料理ですが、フィリピン全土で食べられています。
牛の骨付き肉を煮込んだスープは、骨髄から染み出した濃厚な旨味エキスがたまりません。牛肉と一緒にジャガイモやトウモロコシ、タマネギ、白菜などを煮ており、野菜もたくさんとれるのが嬉しい。このスープもライスと一緒に食べるのが定番です。

シシグ/Sisig

シシグ/Sisig

見るからにジャンクなこの料理は、細かく刻んだ豚肉を豪快に炒めたシシグというB級グルメ。ルソン島中部のパンパンガ州発祥の料理といわれ、今ではフィリピン全土で食べられる定番メニューとなっています。豚のホホ肉を使うのが一般的ですが、耳や内臓を入れることも。一緒にタマネギを炒めたり、肉だけだったり、店によってレシピが異なります。ニンニクとトウガラシを効かせ、卵を絡めて食べるとご飯が進む、進む。ビールも進む、進む!
脂っぽい料理なので、カラマンシーという柑橘系のフルーツを絞って食べるといいでしょう。

アドボ/Adobo

アドボ/Adobo

フィリピン料理には、スペイン統治時代にスペイン料理の影響を受けたものが多くあります。アドボもそのひとつ。スペイン語で「漬け込む」という意味をもち、その名のとおり醤油や砂糖、お酢などでマリネし煮込んだ料理です。写真は豚肉ですが、鶏肉のアドボも一般的。フィリピンでは家庭でもよく食べられ、家庭ごとにレシピが異なるといわれるほどポピュラーな料理です。味が染み込んだ肉は、酢の効果で軟らかくジューシー。辛みを効かせたアドボはお酒につまみにも最適です。

ビコール・エクスプレス/Bicol Express

ビコール・エクスプレス/Bicol Express

ルソン島南部にあるビコール地方の名物料理。料理名は、かつてマニラとビコール地方のレガスピを結んでいた長距離列車ビコール・エクスプレスから取っています。豚肉をココナッツミルクで煮込んだ南国らしい料理なのですが、フィリピンでは珍しく辛いんです! 写真をよく見ていただくとわかりますが青唐辛子がたっぷり。ココナッツミルクで少しマイルドになってはいるものの、それでも辛い。魚醤で味付けした豚肉は旨味たっぷりですが、辛いのが苦手な方は「マイルド」とオーダーを。

カレカレ/Karekare

カレカレ/Karekare
カレカレもフィリピンでは定番の家庭料理。肉や野菜の煮込み料理なのですが、ピーナッツバターで味付けしているのが特徴です。ピーナッツバター味というのがイメージしにくいかもしれませんが、香りがよくまろやかなスープといった味わい。具材は牛肉や豚肉、鶏肉、シーフードなどさまざまで、ピーナッツ風味のおかげでさっぱり食べられます。野菜もナスやチンゲンサイ、バナナの花などが入り食べ応え十分。バゴーンと呼ばれるエビの塩辛を加えていただきます。

レチョン・カワリ/Lechon Kawali

レチョン・カワリ/Lechon Kawali
photoby:Ph John Ong via Flickr

フィリピンのお祭りに欠かせないのが、レチョンと呼ばれる豚の丸焼き。じっくりローストした豚肉は、皮がパリパリで中味はジューシーです。レチョンを作るには時間がかかりますが、もう少し簡単にできるのがレチョン・カワリ。豚肉をたっぷりの油で揚げ、ぶつ切りにして盛り付けます。こちらも皮はパリパリ、噛むと肉汁がじゅわーっと染み出してきます。ビールにもご飯にも合うのですが、かなり脂っこい料理なのでシェアするのがおすすめです。

ピナクベット/Pinakbet

ピナクベット/Pinakbet

観光でフィリピンへ行くと、どうしても肉や魚介などの華やかな料理を頼みがち。ですが、毎食ご馳走ばかりだと胃が疲れたな……と感じることもあります。そんなときにおすすめなのがピナクベットです。ルソン島北部のイロコス地方の料理で、カボチャやナス、オクラ、トマト、インゲンなど、とにかく野菜がたっぷり。これらの野菜を豚肉と一緒に煮込み、エビの塩辛バゴーンで味付けしています。豚とエビの旨味、野菜の甘味が融合して、一品でも十分にメインとなる存在感を放っています。

トルタン・タロン/Tortang Talong

トルタン・タロン/Tortang Talong

見た目にもなかなかフォトジェニックなトルタン・タロンは、フィリピン風ナスのオムレツ。ナスを焼いて熱いうちに皮をむき、平らにつぶして溶き卵と一緒に焼きます。これで外はカリっとした卵焼き、中はトロけるナスという2度楽しめる料理になるわけです。フィリピン料理の店ではよく見かけるメニューですが、卵と一緒にタマネギやパプリカ、ひき肉などを入れるレシピもあり、店によって見た目も味も異なります。フィリピン名物のバナナケチャップやスイートチリソースをつけて食べましょう。

パンシット/Pansit

パンシット/Pansit

パンシットとは、麺を肉や野菜と一緒に炒めた焼きそばのこと。フィリピン料理のレストランには必ずある定番メニューです。基本的に薄めの塩味なので、テーブルに置いてある魚醤やチリソースなどで好みの味に調整して食べるのが一般的。定食屋ではパンシットを具にライスを食べている人も多く見かけます。写真は中華麺を炒めたパンシット・カントンで、これが最も日本の焼きそばに近いタイプ。中華麺の代わりにビーフンや春雨を炒めたものもパンシットと呼ばれます。

番外編 ハロハロ/Halo Halo

ハロハロ/Halo Halo

フィリピン料理10選なので紹介しきれませんでしたが、フィリピンはスイーツも充実。マンゴーをはじめとしたフルーツスムージーやアイスクリームは、フルーツの味をダイレクトに味わえる絶品デザートです。なかでも必食なのがハロハロ。タガログ語で「混ぜこぜ」という意味どおり、アイスクリームやフルーツ、ゼリー、煮豆、プリンなどが盛り付けられ、多彩な食感と味の変化に幸福感が増していきます。これで1皿150ペソ前後(300円くらい)。店によって味や盛り付けが異なるので、いろいろ試してお気に入りを探してください。

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