忘れられない美食!ミラノに来たら、絶対食べておくべき3つのもの
せっかく旅に出たなら、その土地の美味しいものを思いっきり味わいたい! こんな風に考えている人は少なくないはず。なかには食べることが旅行の目的という人もいるのではないでしょうか。
特に美食の国イタリアでは、その地域によって料理の雰囲気が全然違っていて、ひと言にイタリア料理という言葉でくくるのが難しいほど。今回はそのなかでも、ミラノを中心とした北イタリアにスポットをあてて、絶対食べておくべきメニューをご紹介します!
ミラノに来たら絶対食べておくべきもの
1. オッソ・ブーコ
photo by Monica Arellano-Ongpin
何をおいてもまずは食べておきたいのが、オッソ・ブーコと呼ばれる肉料理です。ミラノを州都とするロンバルディア州に昔からある郷土料理で、仔牛のすね肉を輪切りにし、骨ごとトマトや白ワイン、ブイヨンなどと一緒にことこと煮込んだものを指します。
骨のまわりにくっついているお肉ももちろん美味しいのですが、この料理の醍醐味はなんといっても、骨の中にある骨髄を食べること。煮込んでとろとろになった骨髄は、思わずほほが緩むような優しい味わいです。
ちなみに料理名であるオッソ・ブーコは、オッソ(骨)とブーコ(穴)というイタリア語を組み合わせたもの。その名のとおり、骨髄までキレイに食べてしまって真ん中に穴の開いた骨だけが残ることから名付けられたとされています。
レストランなどに行けば1年中オーダーすることはできますが、ことことと長時間煮込んだシチューのような味わいは、特に寒さの厳しい冬にこそおススメしたい一品。同じくミラノの名物であるリゾット・アッラ・ミラネーゼ(サフランで味付けしたミラノ風リゾット)を添えていただくのが一般的です。
2. ポレンタ
こちらも北イタリアではどこのレストランでも食べられる、ごくごく一般的な料理。粗挽きにしたトウモロコシの粉を、オリーブオイルや塩と一緒に煮て、ペースト状に練り上げたものです。作り方はシンプルながら、実は鍋の底で焦げつかないように、30〜60分ほど休みなくかき混ぜ続けるという根気が必要なもの。
もともとは小麦が採れないような山岳地帯の貧しい料理でしたが、今では北イタリアを代表する郷土料理として一般的に親しまれています。
photo by evilhayama
もともとは、パスタやパンに代わる主食として食べられていただけに、食べ方は非常にバラエティ豊か。パスタの代わりにトマトソースと合わせたり、グリルしたソーセージをのせたりしていただきます。
冷えて固まってしまったポレンタは薄切りにして、オーブンで焼いて食べても美味。お米に例えると冷や飯をリメイクしたような料理のため、レストランで出されることはあまりありませんが、その香ばしい味わいはファン多し。実は温かいできたてよりも、焼いたもののほうが好き、というイタリア人も少なくありません。
3. ネルヴェッティ
photo by Ernesto Andrade
ネルヴェッティとは、仔牛の腱(ネルヴォ)を人参やセロリなどと一緒に煮込み、煮こごりのように固めたもの。もちもちとした食感は、北イタリアを代表する味覚として多くの人に愛されています。
レストランではアンティパスト(前菜)として、セロリやタマネギを和えたサラダとして出されるのが一般的。仔牛の腱というと脂っこいイメージがありますが、ネルヴェッティは脂肪分がほとんど含まれていない健康的な食品。さっぱりとしているので肉が苦手な人にもおすすめできる一品です。
イタリアのメルカート(市場)に行けば、煮こごりとして固められ、あとは切るだけといった状態のネルヴェッティを手に入れることもできます。
街や地域によって、料理の雰囲気は大きく異なる
イタリアはもともといくつもの小さな国に分かれていた歴史があり、それぞれの地域の郷土料理も、同じ国の料理とは思えないほどバラエティ豊か。イタリア旅行の際はパスタやピッツァだけでなく、その街ごとの郷土料理を味わってみることをおススメします!
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