投稿者 : 鈴木 圭、投稿日 2019 年 3月13日

安くて美味しいバルセロナのバル巡り! はしごするならどこに行く?

パエリアやアヒージョ、生ハム、スパニッシュオムレツなど美味しいものが多いスペイン料理。でも、味だけでなく現地の雰囲気も一緒に楽しみたいなら、やっぱりおすすめはバル(スペイン風酒場)です。バルセロナでバル巡りをするなら知っておきたいこと、行くべきお店などをまとめました。

バルセロナのバル巡り、まずはブライ通りへ!

バルセロナでバル巡りをするなら、まず訪れるべきはブライ通りです。中心街に位置する500mほどの小さな通りですが、ピンチョス・バルがひしめくように並び、まさに「飲み屋街」といった雰囲気の場所。通りにテラス席を設けているお店も多く、平日でも夕方をすぎると多くの人で賑わっています。

場所はバルセロナの中心地でもあるカタルーニャ広場から地下鉄に乗って15分ほどと、アクセスしやすいのも旅行者にとっては嬉しいポイント。もちろん、ランブラス通りをカタルーニャ広場から港に向かって進み、そのまま散歩がてら街を見ながら歩いていくのもおすすめです。

ブライ通り(Carrer de Blai)
住所:Carrer de Blai, 08004 Barcelona
アクセス:地下鉄3号線ポブレ・セック(Poble Sec)駅から徒歩2分

安くて地元の人にも人気!ピンチョスが美味しいバル

ブライ通りにはピンチョス・バルを求めて多くの人が集まり、競争もあるためどこに入ってもハズレはありません。ただ、せっかく行くのなら「その中でも美味しくておすすめ」を期待する人も多いのではないでしょうか。ブライ通りで訪れてみたいバルを2店ご紹介しましょう。

ラ・エスクイニタ・デ・ブライ

ラ・エスクイニタ・デ・ブライ

現在、ブライ通りで最も人気があるピンチョス・バルといえばおそらくこのお店。リーズナブルながらピンチョスの味やバリエーションのレベルも高く、店員もフレンドリーで雰囲気がいいため、いつも多くの人で賑わっています。

パンナコッタやクリームブリュレといったスイーツのピンチョスも充実しているので、他店をはしごしてシメに立ち寄るのもおすすめ。予算はテーブルチャージ込みで、一人あたり10〜15ユーロ程度です。

ラ・エスクイニタ・デ・ブライ(La Esquinita de Blai)

ラ・エスクイニタ・デ・ブライ(La Esquinita de Blai)
住所:Carrer de Blai, 16, 08004 Barcelona
電話番号:(+34)931-889-203
営業時間:日〜木曜9:00〜25:30、金〜土9:00〜26:30

ラ・タスケタ・デ・ブライ

ラ・タスケタ・デ・ブライ

手軽にピンチョスを楽しみたいなら、おすすめは「ラ・タスケタ・デ・ブライ」。1本あたり1〜1.80ユーロというピンチョスに惹かれ、いつも店内は多くの人で賑わっています。

この値段ならあまり味は期待できないのでは……と思う人もいるかもしれませんが、カウンターに並べられたピンチョスを見ればそんな不安もふき飛ぶはず。定番の生ハムやアンチョビ、しっかり食べごたえのあるフライ、少し変わった創作料理、スイーツまでとにかくいろいろな種類のピンチョスがぎゅうぎゅうに並ぶのがこの店の特徴で、どれを選ぼうか悩ましい時間を過ごすことになるでしょう。飲み物1杯とピンチョスを何本かつまむ程度なら1人あたり10ユーロ前後ですんでしまうので、はしごの1軒目としてもおすすめです。

ラ・タスケタ・デ・ブライ(La Tasqueta De Blai)

ラ・タスケタ・デ・ブライ(La Tasqueta De Blai)
住所:Carrer de Blai, 17, 08004 Barcelona
電話番号:(+34)931-730-561
営業時間:日〜木曜12:30〜25:30、金〜土12:00〜26:30

ところで、ピンチョスとタパスは何が違うの?

バルで食べられるおつまみには「ピンチョス」と「タパス」の2種類がありますが、それぞれどう違うのでしょうか。

ピンチョスとはスペインの軽食の一種で、小さくスライスしたバゲットの上に具を乗せたものを指します。一口に「具」と言っても、乗せられるものはさまざま。定番は生ハムやチーズ、アンチョビ、オリーブなどですが、最近では独自の創作料理やスイーツなどを乗せる店も増えています。具が落ちないよう小さな串(ピンチョス)で留められていることが多く、そこから名付けられました。

価格は1つあたり1〜2ユーロ程度ととてもリーズナブルで、いろいろな種類を少しずつ楽しめるのもピンチョスの魅力です。食べたあとに串の数で会計する店が多いので、捨てないように注意しましょう。

これに対して、タパスは皿に盛られた料理を指します。もともとはチーズや生ハムなど手間をかけずに提供できるおつまみが一般的でしたが、最近は本格的なステーキや煮込み料理など味や質にこだわるお店も多く、それが人気を集めるポイントにもなっています。

片手で簡単につまめるピンチョスに比べると「一品料理」の雰囲気が強くなりますが、小皿で提供されることが多く、値段も5ユーロ前後とリーズナブル。こちらもいろいろな種類を少しずつ、お酒と一緒に楽しむのが一般的です。

小皿でいろいろな種類のスペイン料理を楽しもう!

スペイン料理にはとかく美味しいものが多く、そのほとんどは日本人の舌にも合うものばかり。旅行を計画している人の中には、どこで何を食べようか出発前から頭を悩ませている人も多いかもしれません。

そんなとき、たくさんの種類を小皿で食べられるピンチョスはおすすめのアイデア。小皿なら、見たことがない料理でも心置きなくチャレンジできます。バルセロナに滞在するならバルをはしごして、ぜひいろいろなスペイン料理を楽しんでください。

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