子供と行きたい! ホーチミンの遊園地「スイティエン公園」
ホーチミンでは市内観光を充実させるのが満足できる旅行のポイント。しかし、「子供が楽しめる観光地が少ない」というお声もあります。そこでご案内したいのが「スイティエン公園」。仏教テーマパークというベトナムならではの異色な遊園地ですが、子供と行っても十分楽しむことができます。敷地面積はなんと日本のディズニーランド以上!!
スイティエン公園で子供と一緒に素敵なベトナム旅行の思い出作りをしてみるのはいかがですか?
スイティエン公園とは?
1995年に開園したスイティエン公園は一帯が沼地で、この沼地に7人の妖精が住んでいるとう伝承から、「スイティエン(妖精の泉)公園」と名づけられました。ちなみに、ベトナムで古くからある遊園地のほとんどは「〇〇公園」と名付けられています。公園とは言うものの、園内は定番のアトラクションが揃っているテーマパークなので、誤解されないように。
ホーチミン市内にはスイティエン公園とダムセン公園の2つの有名なテーマパークがありますが、規模やアトラクションの種類からして、楽しめるのは間違いなくスイティエン公園。また、スイティエン公園には別途入場料が必要ですが、ウォーターパークが隣接していて、ウォータースライダーや流れるプールなどを楽しむことができます。
スイティエン公園の料金設定
スイティエン公園の入場料は大人12万ドン(約600円)、子供6万ドン(約300円)となります。子供は100~140cmと身長で決められていて、100cm未満は無料。ただし、こちらはあくまでも入場料のみとなり、園内のアトラクションを利用する場合は、別途アトラクションごとに決められた料金のチケットを入手する必要があります。料金はアトラクションによって異なりますが、おおむね3~6万ドン(約150~300円)です。
スイティエン公園を楽しみ方
スイティエン公園は非常に広い敷地のため、すべてのアトラクションやサービスを利用するとなると、到底1日ではまわれません。入場ゲートで園内マップをもらい、興味のあるアトラクションのみに集中してまわりましょう。そして、ホーチミンは熱帯気候なので基本は常夏。日中は35度以上になることもざらなので、熱中症対策も忘れずに。帽子にサングラス、飲み物、日焼け止めクリームはもちろん、遊ぶ時間も半日程度がおすすめです。
園内にはあいにく冷房が効いたカフェやレストランはありませんが、屋台はいたるところで見かけ、ソフトクリームやスナック、飲み物、簡単な屋台料理を食べることができます。子供は特にこまめに水分補給をするように心がけてください。ただ、屋台料理や食堂は油を何度も使いまわしている場合があるので、ここでの飲食はあまりおすすめできません。飲み物や果物などを楽しんでください。
スイティエン公園の人気アトラクションを紹介!
計画性をもって望めば短時間でも多くのアトラクションを体験できるので、半日でも十分満喫することができるはずです。今回はジェットコースターや観覧車といった定番ではなく、スイティエン公園らしいおすすめのアトラクションをご紹介します。
ワニ釣り体験
スイティエン公園のハイライトともなる注目のアトラクション。園内最奥部に広がる巨大な溜池には1000を超えるワニが生息しています。ここで楽しめるのは「ワニ釣り」。1回3000ドン(約15円)のチケットを購入して、エサ付き竿を受け取りましょう。
ワニ釣りといっても難しくはなく、ワニの傍に糸を垂らし、ワニがエサを食いつこうとしたら、反射的に竿を引き上げるというもの。竿に釣り針のようなものはついておらず、ワニにエサを食べられたら終わりなので、釣るというよりも、ワニの餌やりに近いような感覚。
かなり近くでワニを見れるので、行ったら体験してみて欲しいアトラクションの1つです。
スノウキャッスル
入場ゲートを背に右周りで歩くと5分ほどで見えてくる白い城。こちらのアトラクションはソリに乗って人口雪で作られた小さな丘から滑ることを楽しむもの。子供向けのアトラクションで、所要時間も15分程度。
厚手のジャケットと長靴を貸してくれますが、長時間いるとかなり冷えます。園内を歩いて汗ばんできたときに休憩がてら入場してみてはどうでしょうか。
料金:6万ドン(約300円)
ホグワーツ城
ハリーポッターでお馴染みのホグワーツの城を模したアトラクション。とはいえ、こちらはお化け屋敷となっています。ハリーやハーマイオニーなどお馴染みのキャラクターも人形・模型で登場しますが、あまりハリーポッターらしさは感じられません。ハリーポッターを知らない子供でも純粋にお化け屋敷として楽しむことができます。薄暗いフロア内を歩くウォークスルー型で、お化けに扮した模型が突然現れたり、奇怪な音が聞こえて来たりします。
料金:5万ドン(約250円)
フン・ホア・ティエン
怖がりの方には嬉しいライド系のアトラクション、3万ドン(約150円)で楽しめます。水に浮かぶお椀に乗ります。暗がりかつ水上なので足元は不安定。一見するとお化け屋敷のようですし、実際脅かしにかかる場面もありますが、こちらは恐竜や原人など太古の時代を見て回るというもの。所要時間も5分程度なので小さな子供も気軽に体験することができます。
料金:3万ドン(約150円)
ビーマ・ルン・フートゥイ
こちらも内部はお化け屋敷のようになっていますが、少し歩くとライド型に切り替わります。とはいえ、一風変わっているのが、ライド型でもこちらはジェットコースターのように猛スピードで疾走します。3両ほどの列車に乗ると、列車は勢いよく発進。それほど急勾配やカーブはありませんので、絶叫系が苦手な方も乗ることができます。暗くて辺りはよく見えないので、しっかりと正面の手すりにつかまってください。疾走している最中はお化けの模型などが左右にでてきますが、列車が早くて見逃してしまいそうです。
料金:3万ドン(約150円)
クア・ディア・グック
スイティエン公園は仏教をモチーフにしたアトラクションやモニュメントが多いのが特徴。こちらは人が死んで、閻魔大王に裁判され地獄に行く様子を描いたお化け屋敷風のアトラクション。内部は暗いため足元に注意してください。ウォークスルーなので、小さな子供と一緒に行く場合は手をしっかりと握って歩いてください。
料金:3万ドン(約150円)
インスタ映えするモニュメントも多数! 無料で楽しめる!
アトラクションのほとんどはお化け屋敷のようなものなので、2つ3つ回れば満足できるかと思います。それ以外の楽しみ方としては、園内の要所に配置されている巨大なモニュメント前での記念撮影。もちろん無料です。モニュメントはいずれも仏教がコンセプト。ベトナムらしいインスタ映えする写真を撮れるはずです。
こちらは地球の上に乗る釈迦如来像。お釈迦様は地球で唯一仏の悟りを開いた人物です。宇宙の真理を説いています。
もともとこの地には7人の妖精が暮らしていました。その妖精を信仰する意味で建てられたこちら。洞窟内部に7人の妖精のモニュメントが展示されています。背後には雰囲気ある後光が輝いています。
ベトナム人の起源は龍の子供と言い伝えられています。龍と仏教も深い関係があり、国内の仏教寺院でも龍の石像はよく見かけます。こちらは金一色に染められた龍。迫力があります。
スイティエン公園の行き方
スイティエン公園へのアクセス方法は主に2つで、タクシーかバスのどちらかを利用することができます。旅行者におすすめは断然タクシー。片道30~40万ドン(約1500~2000円)で行くことができますし、Grabのような配車タクシーであれば、その半額程度で行くことも可能です。
バスで行く場合のポイントと注意点
路線バスを利用する場合は、ベンタイン市場前ロータリーを越えたバスターミナルを利用します。バスターミナル内の頭上には発着するバス番号が記載されているので、「19番」を探してバスを待ってください。時刻表はありませんが、およそ15分間隔でやってきます。バスに乗ったあとは、乗務員が運賃を回収しに回りますので、6000ドン(約30円)をわたして乗車券を受け取ります。
注意点はスイティエン公園が終点ではないので、常に窓の外をうかがう必要があるということ。近くなると、スイティエン公園の巨大モニュメントが見えてくるので、そこで乗務員に降車の旨を伝えましょう。乗務員や運転手に乗車時にスイティエン公園で降りたい旨を伝える手もありますが、忘れられる可能性も高いので確認はマスト。
子供連れの家族、みんなでワイワイ歩きたい学生旅行、女子旅などでスイティエン公園はおすすめの観光スポット。マストで行く観光地ではないかもしれませんが、旅行者が行けば漏れなく楽しめるスポットであることに変わりはありません。ちょっと変わったベトナムのテーマパークに足を運んでみてはいかがでしょうか。
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