台南で最もアツイ夜市!「花園夜市」完全ガイド
台湾南部の街「台南」の夜市は、各曜日ごとに開催場所が異なる流動スタイル。中でも木、土、日曜に開催している「花園夜市」は、台南で最も大きく最もアツイ夜市です。台北とはひと味ちがう「花園夜市」の特長やアクセス方法、たらふく食べたい夜市グルメをご紹介します!
知っておきたい台南夜市の特徴
台湾各地で夜な夜な開催されている夜市ですが、台南の夜市はちょっと違います。同じ場所で毎日行われるのではなく、それぞれの夜市ごとに開催曜日が決められているのです。それゆえにひとつの屋台が、いくつかの夜市をかけ持ちするのが一般的で、これを「流動夜市」と呼んでいます。台南にいくつかある夜市の中でも、「花園夜市」、「武聖夜市」、「大東夜市」の3つが特に有名で、それぞれの開催曜日は以下のようになっています。
花園夜市(海安路三段と和緯路三段の交差点)→木、土、日曜日
武聖夜市(中西區武聖路69號)→水、土曜日
大東夜市(林森路一段と崇善路の交差点)→月、火、金曜日
複雑な開催曜日を覚えるには、月~日曜までの予定を並べた「大大武花大武花(ダーダーウーファーダーウーファー)」という合言葉が役に立ちます。この言葉さえ覚えておけば、せっかく行ったのにガラーン! なんてショックな事にはなりません。
夜市は夕方5時くらいからぼちぼちと始まり、夜の8時ぐらいが最も混みあう時間帯です。特に土日祝日ともなれば、前に進むのが大変なほどたくさんのお客さんでいっぱいになるので、お財布や貴重品などの管理にはくれぐれも気をつけましょう。公衆トイレも混み合うので、事前にトイレを済ませておくことや、いつでも手を清潔に保てるよう、ウエットティッシュを持参することをおすすめします。
花園夜市へのアクセス方法
台南夜市の中で最も大きく、そして最も人気のある「花園夜市」が開催される場所は、海安路三段と和緯路三段の大きな交差点の近く。広々とした敷地にたくさんののぼりが掲げられ、煌々と明るくなっているので、近くまで行けばすぐにわかります。台南火車站(台鉄台南駅)から、タクシーならば10分ほど。バスを利用する場合は、台鉄台南駅から、11番に乗車し「花園夜市(和緯路)」バス停下車、もしくは0番左のバスに乗車し「花園夜市」バス停で下車します。11番は本数が少なめで、0番左は夜市の開かれる木、土、日曜の17:20分以降に台南駅を出発するバスが、花園夜市バス停に停車します。0番は環状運転なので、駅に戻る時は反対車線を通る0番右のバスに乗車しましょう。また、海安路三段と和緯路三段の交差点には、台南の公共レンタサイクル:T-bikeのステーションもあるので、自転車を利用するのもひとつの方法です。
たらふく食べたい! 夜市グルメ
日が暮れ始める頃、ぼちぼちとトラックでの屋台搬入が始まります。おいしい匂いを振りまく食べ物屋台、プチプラの洋服や雑貨の露店、それに昔懐かしいゲームコーナーなど、数え切れないほどのお店で、会場は埋めつくされます。歩いているだけでもワクワクしてしまいますが、夜市の目玉といえば何といってもローカルグルメ! おいしい物激戦区となっている「花園夜市」で、ぜひとも味わってもらいたい、おすすめグルメをご紹介します。
蚵仔煎(オアツェン)60元
シャキシャキ野菜とプリプリのカキを、フワフワたまごとモチモチの生地でとじた蚵仔煎は、夜市の人気グルメベスト3に入るほどポピュラーな一品。台南はカキの養殖が盛んで、台南のソウルフードと言っても過言ではありません。台南の海で獲れるカキは、小ぶりでプックリとしているのが特徴です。
酵素臭豆腐(シャオスーツォウドウフー)60元
「酵素臭豆腐」は、特に南部の夜市で人気を呼んでいるグルメです。臭豆腐は、強烈な臭いを放つ発酵液に漬けるのが一般的ですが、こちらの「酵素臭豆腐」は、野菜やフルーツから作る酵素液に豆腐を漬け、油で揚げています。なので、臭みはほとんどなく、サクサクとした食感と香ばしさが楽しめる上に、付け合わせの水キムチもさっぱりしていて相性バッチリです。臭豆腐が初めてという人や、あまりの臭さにカルチャーショックを受け、食わず嫌いになってしまったという人にもおすすめです。
大腸小腸(ダーツァンシャオツァン)50元
大腸とはもち米の腸詰め、そして小腸はソーセージのことです。
この2種類がセットになって1人前で、野菜の漬物やニンニクはセルフでトッピングすることができます。台湾のほんのり甘く香ばしいソーセージと、ピーナツ入りもち米との組み合わせがちょうどよく、いつも行列ができている屋台です。ピリッとする生のニンニクがソーセージのジューシーさを更に引き立てるので、ぜひトッピングしてみてください。
糖葫蘆(タンフールー)40元
串に刺したフルーツを飴でコーティングした糖葫蘆は、中国大陸から伝わったお菓子。まるで葫蘆(ひょうたん)のような形から、この名が付いたそうです。イチゴの他に、トマトやリンゴ、スモモなどもあり、ピカピカとしたキレイな見ためが特に子供たちから人気です。パリパリとした飴の食感は、ちょうど縁日で売られているリンゴ飴とそっくり。台湾らしさを感じる、夜市に欠かせないお菓子です。
抜絲地瓜(バースーディーグヮ)35元
地瓜という台湾のあまい芋を油で揚げ、飴を絡めた「抜絲地瓜」は大学芋によく似たお味のスイーツ。
花園夜市の中には何軒か「抜絲地瓜」の屋台がありますが、特におすすめなのが「東東抜絲地瓜」。飴の部分が厚くカリカリ感がしっかりとしていて、ホクホクの地瓜がたまりません。ひと口食べると止まらなくなる危険なグルメです。
今回ご紹介した夜市グルメは、ほんの一部です。迷子になりそうなほど大きな「花園夜市」には、おいしい物がまだまだいっぱいあります。いろいろな物が味わえて、リーズナブルなのが夜市グルメのいいところ。たくさん食べて、グルメな街「台南」の夜を満喫してくださいね。
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