歴史が混ざり合うライプツィヒで立ち寄りたいカフェ4選
ヨーロッパ大陸を縦横に走る通商街道の交差点として発展を遂げたドイツ東部の都市ライプツィヒは、ヨーロッパのなかでもコーヒー文化がいち早く開花した街。以来、ライプツィヒ市民をはじめとするザクセン地方の人々は、依存症になるほどコーヒーを愛飲してきました。
ライプツィヒを代表する音楽家のヨハン・セバスチャン・バッハは、コーヒー好きが高じてコーヒーカンタータを作曲するほど。カフェは様々な文化が生まれるサロンとして発展していきました。そんなライプツィヒの歴史と文化を感じられるおすすめカフェをご紹介します。
歴史と文化が香る街並み
ライプツィヒの中央駅を出ると、目の前に巨大なショッピングモールがまるで城壁のように立ちはだかっています。まさに商業で繁栄した大都市の玄関口といったところ。しかし、モールを通り抜けるとそこは旧市街。メインストリートを歩くと美しい旧市庁舎が隣接するマルクト広場やバッハが音楽監督を務めたトーマス教会など壮麗な歴史的建造物が立ち並び、その時代の華やぎを今に伝えます。
1:ドイツ最古のコーヒー店 カフェ・バウム
マルクト広場から小路を入ったところに立つのが、ドイツ最古のカフェ「カフェ・バウム」。この館で最初にコーヒーが提供されたのは1711年。以来、各時代の著名人がここを訪れました。中でも作曲家ロベルト・シューマンは、毎夜のようにここで音楽談義に花を咲かせたといいます。彼の指定席だった場所は今も残っており、空いて入れば誰でも座ることができます。
シューマンだけでなく、ワーグナーやリストも通ったこのカフェですが、敷居の高い雰囲気は全くなく、気取らずにゆっくりできます。コーヒーのおともには、ライプツィヒ名物でアーモンド風味の焼き菓子「ライプツィガー・レアヒェ」をどうぞ。また、3・4階は博物館になっていて、ザクセン地方のコーヒー文化に触れることができます。
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[one_half_last]Coffe Baum (カフェ・バウム)
住所:Kleine Fleischergasse 4
営業時間:11:00~0:00(ミュージアムも同様)
http://www.coffe-baum.de[/one_half_last]
2:カフェ・カンドラー
バッハが眠るトーマス教会の目の前に立つ「カフェ・カンドラー」は、ライプツィヒのコーヒー文化と伝統菓子を忠実に受け継ぐカフェ。コーヒーはもちろん紅茶の種類が豊富で美味しいと評判で、ケーキ、トルテ、アイス、クッキーといったバラエティに富んだスイーツの甘い誘惑も。店員さんのおすすめは、もちふわの温かいデザート「ライプツィガーレーブヒェン(写真下)」。ライプツィヒを代表する定番のおみやげ用チョコレート「バッハ・ターラー」もここで作られています。
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[one_half_last]Café Kandler(カフェ・カンドラー)
住所:Thomaskirchhof 11
営業時間:月〜金10:00- 20:00、土9:00- 20:00、日9:00- 19:00
http://cafekandler.de[/one_half_last]
3:コーヒーハウス・リケー
ゾウの頭の彫刻を飾った看板とアール・ヌーボー様式の装飾が目を引く「コーヒーハウス・リケー」。その前身は18世紀に東アジア・オリエント圏の貿易商でした。当時、商館として建てられたビルには、さまざまな異文化要素が表現されています。美しいモザイクで装飾された店内や手動のレジ、メイド風のクラシカルな制服を着たウェイトレスがスタルジックな気分を誘います。
ショーケースにずらりと並んだホールケーキは見ているだけでテンションが上がります。ウェイトレスさんおすすめの濃厚なザッハトルテはコーヒーと相性ぴったり。
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[one_half_last]Kaffeehaus Riquet(コーヒーハウス・リケー)
住所:Schuhmachergäßchen 1
営業時間:9::00- 19:00
http://www.riquethaus.de[/one_half_last]
3:カフェ・ワーグナー
ワーグナー広場に面するその名も「カフェ・ワーグナー」。赤と白を基調にした内装に、ワーグナーとライプツィヒの街並みを描いた現代的絵画が印象的です。小さな空間にアート作品が散りばめられているスタイリッシュなカフェです。ここはバーも兼ねていて、ワインやカクテルなどのアルコールのメニューも豊富。夜更けまでオープンしているので夜カフェはもちろん、遅めの軽いディナーやホテルに戻る前の1杯にも重宝します。
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[one_half_last]Café Wagner(カフェ・ワーグナー)
住所:Richard-Wagner-Platz 1
営業時間:月〜土 9:00- 深夜、日 9:00- 18:00
http://www.wagner-cafe.de[/one_half_last]
15〜18世紀にかけては商品見本市発祥の街として、そして芸術文化都市としてバッハやゲーテなど歴史に名を刻む人物も楽しんだライプツィヒ。その華やかな時代を感じさせるカフェで時の流れを感じてはいかがでしょう?
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協力:ドイツ観光局
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