抱っこのプロ? オーストラリアのコアラ日常
2014年にブリスベンで開かれたG20のレセプションで、世界の首脳陣がコアラを抱いて嬉しそうにしていた姿をご覧になりましたか?
メディアの前であまり笑顔を見せないことで有名なプーチン大統領までニッコリさせるコアラに癒しパワーを感じました。愛くるしい姿で皆に抱っこされているコアラ達は、普段どんな生活をしているのでしょうか?
コアラ抱っこのメッカ、クイーンズランド州
コアラが抱っこできるイメージが強いオーストラリアですが、実は、クイーンズランド州以外で抱っこできる場所はあまりありません。例えばシドニーがあるニューサウスウェールズ州やメルボルンがあるビクトリア州では、木の上にいるコアラの隣で写真を撮ることはできても抱っこはできません。オーストラリアに滞在中に抱っこのチャンスがあるなら、迷わずトライするべきです。
抱っこのプロ、コアラの日常
Photo by Ryan Albrey
抱っこのプロとして動物園で働くコアラ達の生活は、ストレスを受けることがないよう、とても厳しく管理されています。例えば、世界最古のコアラ園、ローンパイン・コアラ・サンクチュアリでは、100匹以上のコアラが抱っこの勤務についています。トレーニング期間の若いコアラは1日に10分だけ抱っこされます。大人になるにつれて勤務時間は長くなりますが、1日に30分を超えることはありません。さらに、3日間の勤務を終えたコアラは、1日休暇を取ることになっています。
コアラを抱っこする時のコツ:木になるべし
「最も大切なのは、木のようになること。ふらつかないように立ち、コアラのお尻をしっかりと支えましょう。そうすれば、コアラが、下に落ちることがないと分かり安心します。」と、ローンパイン・コアラ・サンクチュアリでコアラの飼育係のリーダーをするカレン・ニルソンさんはアドバイスしています。
コアラに会いにいこう
G20で活躍したコアラに会いに行きましょう。各国首脳に抱っこされたコアラのうち、ジンベランは、クイーンズランド州と埼玉県の姉妹州県友好提携30周年を記念して、ほかの2匹のコアラとともに埼玉県のこども動物自然公園に寄付されました。
ローンパイン・コアラ・サンクチュアリ
ドリームワールド
G20のレセプションで、各国首脳に抱っこされていたのは、ドリームワールドのコアラです。また、埼玉県に寄付された、ジンベラン、ドリー、ボウの故郷でもあります。オーストラリア最大のテーマパーク、ドリームワールドは、動物園だけでなく遊園地としても有名です。特に水を使った絶叫マシンは、日本のものと違い、容赦なくずぶ濡れになるので、はじけたい方におすすめです。サーファーズパラダイスからは車で20分、ブリスベン市内からは50分の場所にあります。ブリスベンやゴールドコーストからは、主要ホテルを巡回するテーマパーク有料送迎バスや、往復送迎がついたツアーも出ています。
ますます近くなるブリスベン
2015年8月より、カンタス航空が成田ブリスベン間の直行便を週7便就航します。直行便の所要時間は約9時間。ブリスベンとゴールドコーストの組み合わせや、ブリスベンとシドニーやメルボルンなどを組み合わせた、2都市、3都市滞在も、もっと便利になるのではないでしょうか。
また、G20をきっかけに、ブリスベンには2014年に7軒も新しいホテルがオープンしています。中でも、外壁から内装までアートなホテル「TRYP Fortitude Valley」や、エレガントなインテリアが素敵な「The New Inchcolm Hotel & Suites」、そして吹き抜けに吊るされているランプシェードにあっと驚く、新しいブティックホテル「Gambaro Hotel」は、筆者も泊まってみたい、今、オーストラリアの新聞や雑誌で注目されているホテルです。また、スマートフォンの専用アプリで、チェックインやチェックアウト、部屋のライトや空調などの操作、ルームサービスの手配までできるという「Next Hotel Brisbane」も次世代感覚のビジネスホテルとして現地のメディアで紹介されています。ブリスベンは、これからが楽しみな街です。
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