フィリピン最後の秘境、パラワン諸島で泊まりたいホテル5選
7107もの島々からなるフィリピンは、世界トップレベルの美しい海と白砂ビーチに恵まれたリゾートエリア。
ホテルが集まるセブ島やボラカイ島、ダイバーに人気のボホール島やトゥバタハリーフなどさまざまなエリアのなかで「フィリピン最後の秘境」と呼ばれているのがパラワン諸島です。
手つかずの海が広がる北部にはリゾートホテルが点在し、豊かな自然を舞台に贅沢な休日を過ごせます。今回は北パラワンで評判のリゾートホテル5軒を紹介します。
エルニドリゾーツ・パングラシアン アイランド
北パラワン諸島には大小さまざまなホテルが集まっていますが、特徴的なのが島に建つアイランドリゾート。点在する島々にヴィラが並びプライベート感たっぷりの休日を過ごせます。どちらかというとナチュラル志向の素朴なホテルが多いのですが、ここ数年でラグジュアリーなファシリティを揃えたホテルも増えてきました。
最初に紹介する「エルニドリゾーツ・パングラシアン アイランド」もそのひとつ。2012年にオープンしたリゾートホテルは、ビーチの美しさで話題になりました。それもそのはず、パングラシアン島には1998年までリゾートホテルがあり、それ以降は下で紹介するミニロックやラゲンがビーチクラブとして利用していた島なんです。
ヤシの木に守られるようにリゾート施設が建ち、42の客室で真っ白な砂浜を独占。スクエアデザインのプールからは、ヤシの木の向こうにきらめく海を見渡せます。高台からの眺めが美しいキャノピーヴィラや目の前に海が広がるビーチヴィラなど、すべての客室がオーシャンビュー。プライベートプール付きのヴィラもあり、優雅な休日を過ごせます。
アイランド・ホッピングやカヤックなどのアクティビティも用意されているので、全力で海を楽しみたい人も、客室でのんびりくつろぎたい人も満足できるリゾートホテルです。
【アクセス】マニラからエルニド空港まで国内線で約55分。エルニド空港からはスピードボートで約25分。
フマ・アイランド・リゾート&スパ
2013年にオープンした「フマ・アイランド・リゾート&スパ」は、フィリピン最高級ホテルのひとつ。コバルトブルーのラグーンに囲まれた島は、こんもりと繁る緑に覆われナチュラルな雰囲気を醸し出しています。
ラグーンに延びる桟橋には64室の水上ヴィラが連なり、これがスタンダードなカテゴリー。102㎡の贅沢な空間に、ポップな色使いのソファやクッションなどを配したモダンデザインが印象的です。テラスにはジャクジーが備わり、海を眺めながらゆったりくつろげる居心地のよさが魅力。真っ白な砂浜に面したビーチヴィラも、デッキチェアに寝転んでのんびり過ごせる最高のロケーションです。
レストランはイタリア料理やレバノン料理など5軒。魚介はもちろん、肉や野菜など多彩な食材を使った料理を味わえます。バーも2軒あり、世界各国のワインを揃えたワイン&チーズバーで過ごすのもおしゃれ。もちろんアクティブに遊びたい人には、各種マリンスポーツも揃っています。
【アクセス】マニラからブスアンガ島の空港まで国内線で約1時間。空港からは車で港まで約1時間30分、さらにボートで約30分。
エルニドリゾーツ・ミニロック アイランド
切り立った黒大理石の絶壁に囲まれた、小さな入江にたたずむ「エルニドリゾーツ・ミニロック アイランド」。穏やかな海を前にゆったり過ごせるとってもピースフルな雰囲気で、1982年のオープン以来、多くのファンに愛され続けています。創業30年以上の歴史を誇りつつも、定期的に改修してファシリティを快適に保っているのも人気の秘密です。
50室あるコテージのうち、水上のウオーターコテージが5室、ウオーターサイドコテージは2室。そのほか緑に囲まれたガーデンコテージや眺望のよいクリフコテージ、白砂に面したビーチサイドルームなど、さまざまなロケーションに客室が造られています。室内はどのカテゴリーも自然素材を使ったナチュラルな雰囲気。シンプルですが落ち着いて過ごせると評判です。
食事は桟橋の横に建つクラブハウスで。基本的にビュッフェスタイルで、フィリピン料理をはじめインターナショナルメニューを揃えています。海沿いにはバーカウンターがあるので、食前や食後の1杯でバカンス気分が盛り上がりそうです。
こぢんまりとしたビーチでのんびりするのもよいですが、ホテルがさまざまなアクティビティを用意しているので、それに参加して豊かな自然を堪能するのもミニロックの楽しみ。アイランド・ホッピングやカヤックツアー、スノーケリングツアーなどが開催され、宿泊客は無料で参加できます。おすすめはシーカヤック。岩のトンネルをくぐって静謐のラグーンへ入ると、別世界へ来てしまったような感覚に陥ります。
【アクセス】マニラからエルニド空港まで国内線で約55分。エルニド空港からはバンカーボートで約45分。
エルニドリゾーツ・ラゲン アイランド
ミニロックの姉妹リゾートとして1998年にオープンした「エルニドリゾーツ・ラゲン アイランド」。パラワン島の北西部に浮かぶ島は、沖の岩に人魚が休んでいたという伝説から「人魚の島」というロマンティックな別名も。真っ黒な巨岩に守られたホテルは、小さな入江にたたずむ秘密の隠れ家といった雰囲気です。
ナチュラル志向のミニロックに比べるとモダンなデザインで、レストランは白をベースとした爽やかなイメージ。晴れた日はオープンエアのテラスで食事を楽しむこともできます。
客室はラグーンに連なるウオーターコテージや海を見渡すビーチフロントコテージなど4タイプ。どの部屋も白とグレーをベースにしたシンプルなインテリアに統一され、風通しのよいベランダで気持ちのよい時間を過ごせます。
南国らしい熱帯植物に囲まれたパブリックプールやビーチでゆったりできるほか、ミニロックと同じように宿泊料金にエンジンを使わないマリンスポーツやアイランド・ホッピングなどのアクティビティが含まれているのが特徴。豊かな自然をたっぷり満喫できます。
【アクセス】マニラからエルニド空港まで国内線で約55分。エルニド空港からはバンカーボートで約50分。
クラブ・パラダイス
パラワン諸島北部のブスアンガ島の沖に浮かぶ、ディマクヤ島に建つアイランドリゾート。700mにわたって延びるビーチやグラデーションが美しい海など、「クラブ・パラダイス」という名称どおり楽園風景が広がっています。
ホテルファシリティは島の自然をなるべく残しつつ建てられ、その自然に溶け込むような客室が55部屋。どの部屋も天然素材を使ったシンプルなデザインで、居住性の高さが魅力です。
人気のビーチフロントコテージは、テラスからそのまま白砂ビーチへと飛び出せる最高のロケーション。島を包み込むハウスリーフはたくさんの生物の棲家になっており、まれにジュゴンがやってくることもあるほど。ビーチエントリーでもハイレベルなスノーケリングを楽しめます。
多彩なオプショナルツアーのなかで、人気はアイランド・ホッピング。特にキリンやシマウマが放し飼いにされたカラウィット島への半日ツアーは、特別な体験になりそうです。
【アクセス】マニラからブスアンガ島の空港まで国内線で約1時間。空港からは港まで車で約20分、さらにボートで約45分。
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